茨城県桜川市の林道北筑波稜線では、自殺者が多く出たことから「青いブレザーの男」と呼ばれる幽霊が現れると噂されている。湯袋側の入口にあるお地蔵様の前でお線香が燃えているときに霊に遭遇しやすく、徒歩や自転車で通行する際にも霊の干渉を受けることが多いという。今回は、青いブレザーの男のウワサの心霊話を紹介する。
青いブレザーの男とは?
林道北筑波稜線は、茨城県桜川市真壁町山尾に位置する山中の静かな道である。
しかし、この道には、過去に多くの自殺者が出たとされる暗い歴史がある。
特に「青いブレザーの男」と呼ばれる幽霊の目撃談が絶えない。
この林道には湯袋側の入口付近にお地蔵様が祀られており、地元の人々が供養のためにお線香を焚くことがある。
そのお線香が燃えているときに限り、霊との遭遇率が高まると恐れられている。
さらに、この道は車やバイクでも通ることはできるが、悪路が多く、通行が難しい箇所も存在する。
木々が重なり合ってトンネルのように覆い被さる場所では、負のオーラが漂うといわれ、林道全体に不気味な雰囲気が広がっている。
青いブレザーの男の心霊現象
林道北筑波稜線で報告されている主な心霊現象は以下の通りである。
- 青いブレザーを着た老人の幽霊の目撃
- 老人や女性の霊が現れる
- お地蔵様の前で霊に遭遇する可能性が高まる
- 低速移動中の霊の干渉
青いブレザーを着た老人の幽霊の目撃
林道北筑波稜線を通行中、青いブレザーを着た老人の幽霊が現れることがある。
この幽霊は、道の途中でじっと立ち尽くし、訪れる者を見つめるようにしているが、近づくと消えてしまう。
その存在は霧がかかった日や夕方、薄暗い時間帯に目撃されやすく、ひんやりとした空気が周囲を包み込むといわれる。
老人や女性の霊が現れる
青いブレザーの老人のほかにも、林道では杖をついた年配の男性や白い服を着た女性の幽霊が現れるという話がある。
彼らは、林道の奥から現れてゆっくりと歩く姿が目撃されており、どこか虚ろな表情で漂うように進んでいく。
その姿を見た者は、背筋が凍る思いをするという。
お地蔵様の前で霊に遭遇する可能性が高まる
湯袋側の入口にあるお地蔵様は、訪れる者にとって特に注意すべき場所である。
お地蔵様の前でお線香が燃えているとき、霊に出会う確率が高いといわれている。
多くの地元住民がこの場所で供養を行っているが、それでも霊の気配が絶えないのは、供養が十分でないためだろうか。
低速移動中の霊の干渉
林道北筑波稜線では、徒歩や自転車など低速で移動している際に霊と遭遇する確率が特に高いとされる。
歩行や自転車での移動中に足元が急に重くなったり、誰かに肩を触られるような感覚を覚えることがある。
車のような高速移動時よりも、速度が遅いほど霊の干渉を受けやすいといわれている。
青いブレザーの男の心霊体験談
ある男性が自転車で林道を通過している際、青いブレザーを着た老人が道の脇に立っているのを目撃した。
驚いてその場で停止したが、老人は一言も発せず、じっとこちらを見つめたまま消えていったという。
また、別の訪問者は昼間にお地蔵様の前で写真を撮ったところ、写真には白い影が写り込んでいた。
さらに、湯袋側の入口から林道に入った際、何か冷たい手が肩に触れる感覚を感じ、慌てて道を引き返したと語る人もいる。
青いブレザーの男の心霊考察
林道北筑波稜線に現れる「青いブレザーの男」やその他の霊たちは、過去にこの場所で命を落とした者たちの魂が今もさまよっているのではないかと考えられている。
特に自殺者が多いとされるこの場所は、未練や悲しみが霊として残り、訪れる者に干渉を与えているのかもしれない。
また、低速での移動中に霊が干渉しやすいのは、霊が人間の速度に合わせて行動することができるためと考えられる。
お地蔵様の前での異変については、供養が不十分な霊が供養を求めて現れている可能性もある。
訪れる者には決して軽い気持ちで近づくことなく、敬意を持って接することが求められるであろう。
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