淡島山(首吊り山)は、淡島神社が祀られた歴史ある場所でありながら、「首吊り山」という恐ろしい別名を持つ心霊スポットでもある。地元では、首吊り自殺をした女性の霊が目撃されるなど、数々の心霊現象が語り継がれている。今回は、淡島山(首吊り山)のウワサの心霊話を紹介する。
淡島山(首吊り山)とは?
栃木県那須塩原市に位置する淡島山は、ヨークベニマル西那須野店近くの小高い丘にそびえている。
この山の頂上には1908年(明治41年)、和歌山県の淡島神社から勧請された「淡島神社」が祀られている。
この神社は、明治時代にこの地を開拓した入植者たちが、家内安全や子孫繁栄、さらには農作物の豊穣を願い建立したものである。
淡島神社は、地元住民にとって大切な祈りの場であり、かつて大和製糸工場が稼働していた時代には、女工たちが参拝に訪れ、切り髪や針箱を供えたという。
例祭の3月3日には針供養も行われるこの神社は、一見すると穏やかな歴史を持つように思える。しかし、この山にはもう一つの顔がある。
それは「首吊り山」と呼ばれる、心霊スポットとしての側面である。
淡島山(首吊り山)の心霊現象
淡島山では、以下のような心霊現象が報告されている。
- 首吊り自殺をした女性の霊が目撃される
- 山頂付近で誰もいないのに視線を感じる
- 夜間に女性のすすり泣く声が聞こえる
- 撮影した写真に不気味な影が写り込む
これらの現象は、訪れた者を恐怖の底に突き落とすものである。
首吊り自殺をした女性の霊
この山で最も語り継がれるのは、首吊り自殺をしたとされる女性の霊である。
目撃談によれば、山頂付近の木々の間にぼんやりと立つ女性の姿が見えるという。
彼女の目は何かを訴えるように悲しげで、見た者を不安な気持ちにさせる。
地元住民の間では、夜遅くにこの山に近づくことはタブーとされている。
視線を感じる
特に山頂に近づくにつれて強くなる視線。まるで誰かに監視されているような感覚に襲われるという。
この視線の正体が誰なのか、目撃者にはわからないが、背後を振り返ると決して良くないことが起こると言われている。
すすり泣く声
夜間、山に足を踏み入れると、どこからともなく女性のすすり泣く声が聞こえることがあるという。
声の発生源を探しても何も見つからず、聞こえた瞬間に身体が凍りつくような寒気に襲われるという。
不気味な影が写る
観光客や心霊探訪者がこの山で写真を撮影すると、必ずと言っていいほど何かしらの異常が写り込む。
ぼんやりとした影や、まるで首を吊ったような人影が写真に浮かび上がることも多い。
淡島山(首吊り山)の心霊体験談
ある若者グループが、肝試しのために淡島山を訪れた。
夜間、山頂付近で写真を撮影したところ、画面には木々の間に明らかに女性の姿が写り込んでいたという。
その場にいた誰もが彼女の存在を肉眼では確認できなかったが、写真には確かに彼女が写っていた。恐怖に駆られた一行はすぐに山を降りたが、その後、しばらくの間奇妙な体調不良に悩まされたという。
淡島山(首吊り山)の心霊考察
淡島山で発生する心霊現象の多くは、過去の悲劇的な事件や、この地に漂う霊的なエネルギーに由来していると考えられる。
特に首吊り自殺をした女性の霊は、この場所に未練を残しているのかもしれない。
また、淡島神社自体が霊的な力を宿しており、それが周囲の異常現象に影響を与えている可能性もある。
淡島山(首吊り山)は、淡島神社の歴史と心霊現象が絡み合う、非常に興味深い場所である。
しかし、この山に漂う空気は、訪れる者に何とも言えない恐怖を与える。
淡島山を訪れる際には、決して軽い気持ちで近づいてはいけないだろう。
その静かな山道の奥には、今もなお悲しみに囚われた霊が潜んでいるのかもしれない。
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