御巣鷹山は、1985年に日本航空123便が墜落し520名が犠牲となった悲劇の現場である。この地には、写真に霊が写り込む、夕方に悲鳴や呼び声が聞こえるといった数々の心霊現象が報告されており、多くのウワサが絶えない場所である。今回は、御巣鷹山のウワサの心霊話を紹介する。
御巣鷹山とは?
御巣鷹山(おすたかやま)は群馬県多野郡上野村に位置する標高1,639mの山である。
この山は、1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故の現場として知られる。
この事故では520名が命を落とし、単独機事故としては世界最悪の犠牲者数を記録した。
事故当時、航空機は羽田空港を離陸後、操縦不能に陥り、高天原山の尾根に墜落した。
この場所は元々無名であったが、事故の報道や捜査上の都合により「御巣鷹の尾根」と命名された。
この悲劇を機に、犠牲者を弔うための慰霊施設や登山道が整備され、多くの遺族や関係者が訪れる場所となっている。
一方で、この地には心霊スポットとしての一面も存在し、多くの心霊現象が報告されている。
御巣鷹山の心霊現象
御巣鷹山の心霊現象は、
- 写真に写り込む霊の顔や手
- 夕方に聞こえる犠牲者の悲鳴や呼び声
- 拾った物を持ち帰ると起こる祟り
- 慰霊碑周辺で聞こえる人の声
である。
写真に写り込む霊の顔や手
御巣鷹山で撮影された写真には、しばしば犠牲者と思われる霊の顔や手が写り込むとされる。
特に慰霊碑や山中の特定の場所で撮影された写真に、このような現象が確認されている。
写真を見返すと、背景に人影が写っていることが多いという。
夕方に聞こえる犠牲者の悲鳴や呼び声
夕方になると、山中で「助けて」という悲痛な叫び声や「おかあさん」と母親を呼ぶ子供の声が聞こえるという。
この声は周囲の誰にも聞こえない場合が多く、聞いた人は強烈な恐怖感に襲われるという。
拾った物を持ち帰ると起こる祟り
御巣鷹山で拾った物を持ち帰ると、祟りが起こると言われている。
ある人は記念に小石を持ち帰ったところ、不幸が続いたという体験談を語っている。
持ち帰った物はすぐに返すようにとの忠告も多い。
慰霊碑周辺で聞こえる人の声
慰霊碑の前に立つと、無念の声が耳元で囁かれるという体験談が多い。
「どうして」といった言葉や嗚咽が聞こえるとされる。
これらの声は深夜に聞こえることが多く、訪れた人々に強い印象を残す。
御巣鷹山の心霊体験談
実際に御巣鷹山を訪れた人々の体験談には、多くの不可解な現象が含まれている。
ある女性は慰霊碑に花を供えた後、急に強い焦げ臭い匂いが漂い始めたと語る。
また、音楽プレーヤーに入っていないはずの坂本九さんの「上を向いて歩こう」が突然再生され、不気味な感覚に襲われたという話もある。
さらに、事故現場にいた消防団員の体験では、遺体確認作業の中で精神的な影響を受け、日常生活に支障をきたすほどの後遺症を抱えたという。
これらの話は、御巣鷹山がいかに霊的な場所であるかを物語っている。
御巣鷹山の心霊考察
御巣鷹山の心霊現象は、事故による520名の犠牲者の無念の感情がこの地に刻み込まれているからではないかと考えられる。
慰霊の場としての重要性を持ちながらも、多くの霊的なエネルギーが集まる場所であり、それが心霊現象を引き起こしている可能性がある。
一方で、この地を訪れる人々の心理的影響も無視できない。事故の規模と悲惨さを知ることで、訪問者が無意識に恐怖心を抱き、それが現象として現れる可能性もある。
御巣鷹山は、心霊スポットとしての興味だけで訪れる場所ではない。
犠牲者への敬意を持ち、静かに祈りを捧げる場であることを忘れてはならない。
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