群馬県の心霊スポットとして語り継がれている西群馬病院。歴史とともに数々の心霊現象が報告されている。今回は、西群馬病院にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
西群馬病院とは?
西群馬病院は、群馬県渋川市にかつて存在した医療施設である。
1944年(昭和19年)に「日本医療団大日向荘」として開設され、その後、厚生省に移管されて「国立療養所西群馬病院」と名称を変えた。
1980年代には、長寿園との統合や附属看護学校の設置など、地域医療と教育において重要な役割を果たした。
この病院は、がん、結核、重症心身障害の患者を専門的に診る医療施設であり、がん終末期患者向けの緩和ケア病棟も備えていた。
しかし、老朽化と地域医療の再編成に伴い、市立渋川総合病院と統合。
2016年に「渋川医療センター」として新たに開院し、西群馬病院は閉院となった。
閉鎖された現在は廃墟と化し、かつての静かな療養の地は、不気味な心霊スポットとしてその名を知られるようになった。
西群馬病院の心霊現象
西群馬病院では、以下のような心霊現象が報告されている。
- 病院内で写真を撮ると無数の顔が写る
- 数珠が突然吹っ飛ぶ
- 病院内を漂う冷たい気配と囁き声
- 車椅子の音や影が現れる
これらの現象は、多くの訪問者によって目撃されている。
無数の顔が写る写真
病院内で写真を撮影すると、壁や窓に人の顔が無数に浮かび上がるという報告がある。
これらの顔は、生前この病院で亡くなった患者たちのものではないかと考えられている。
特に夜間に撮影された写真では、叫び声を上げているような表情や、こちらを凝視する目がはっきりと確認できることがあるという。
突然吹っ飛ぶ数珠
病院に入った瞬間、身につけていた数珠が突然宙に浮き、吹っ飛んでしまうという現象が複数報告されている。
これは霊的な力が数珠に反応したもので、訪問者を拒んでいる証拠ではないかとされる。
特に、夜間にこの現象が起きる確率が高いという。
冷たい気配と囁き声
廃墟となった院内に一歩足を踏み入れると、急に冷たい空気に包まれる感覚があると多くの人が証言している。
さらに、誰もいないはずの廊下や病室から、低く囁く声が聞こえるという。
声は聞き取れないが、不安を煽るような雰囲気を感じるという。
車椅子の音や影
院内に残された車椅子が、夜間になると動き出す音が聞こえるという。
訪問者の証言によると、廊下の奥で車椅子が影のようなものとともにスーッと動いていたのを目撃したという。
この現象が起こるのは、患者たちの霊が自分の行動を繰り返しているのではないかと噂されている。
西群馬病院の心霊体験談
かつて西群馬病院を訪れたある人物は、病院の外観があまりに綺麗なことに驚いたという。
廃墟となったはずの建物が、まるで誰かが清掃しているかのように荒れた様子を見せず、訪れる人々を招き入れているように感じたそうだ。
しかし、内部に足を踏み入れると、突如冷たい空気に包まれ、足音が背後からついてくるような錯覚に襲われたという。
また、別の人物は病院の裏手で放置された車椅子を見つけた。
その車椅子がゆっくりと動き始めたのを目撃し、恐怖でその場を離れたという。
西群馬病院の心霊考察
西群馬病院で報告される心霊現象は、かつてこの病院で過ごした患者たちの霊的残留物によるものと考えられる。
末期症状の患者が多く収容されていたため、亡くなった患者の無念や恐怖が場所に刻まれ、現代までその影響を与えているのかもしれない。
また、病院特有の静寂と廃墟の持つ荒廃した雰囲気が、人々の想像力を掻き立て、より強い恐怖を感じさせる要因ともいえる。
西群馬病院は、心霊スポットとして多くの人々を引きつけているが、その歴史と報告される現象からも分かる通り、単なる都市伝説では片付けられない何かが存在する場所なのかもしれない。
訪問する際は、十分な注意と覚悟を持つべきである
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