茨城県下妻市に「鬼血骸村(きちがいむら)」と呼ばれる場所がある。この地は、かつて「筑波総合研究所」として知られ、周辺の電柱やガードレールには意味不明な落書きが散在し、奇妙なオブジェが立ち並んでいた。その異様な光景と不気味な雰囲気から、この地は心霊スポットと噂され、訪れる者たちに恐怖を与えた。今回は、鬼血骸村にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
鬼血骸村(筑波総合研究所)とは?
鬼血骸村とは、正式には「筑波総合研究所」と呼ばれる施設の通称である。
この地の主であり、研究所の所長とされる「運隆撞覇(うんりゅうどうは)」という人物が、周囲の公共物に落書きを施し、奇怪なオブジェを設置したとされている。
彼は「NNX法則」という独自の理論を研究しており、災害や事故の発生を予測していたという。
筑波総合研究所の周囲には「鬼血骸村の村民」と称される得体の知れない人物たちも現れ、訪問者を追い払おうとしたとも言われている。
現在、この場所は落書きもほとんど消え、奇妙なオブジェも撤去されてしまったが、かつての異様な光景やその場に漂う不気味な雰囲気は、今も多くの人々の記憶に残っている。
鬼血骸村(筑波総合研究所)の心霊現象
鬼血骸村で噂されている心霊現象は以下の通りである。
- 鎌を持った老人が現れ追いかけてくる
- 奇妙なオブジェから視線を感じる
- 墓地のような静寂の中で、謎の足音が響く
- 電柱やガードレールに謎の落書きが増える
これらの現象は、特に夜間や夕暮れ時に多く報告され、訪れた者たちに強烈な不安感をもたらすという。
鎌を持った老人が現れ追いかけてくる
この場所に無断で立ち入った者が、鎌を持った老人に追いかけられるという話が有名である。
この老人は所長の運隆撞覇であるとされ、侵入者を排除するために現れたと言われている。
興味本位で訪れた若者たちは、この老人に追われて命からがら逃げ出したと証言しており、彼の姿は突然現れては消えることから幽霊であると恐れられている。
奇妙なオブジェから視線を感じる
鬼血骸村には、人形の首や動物の骨などの不気味なオブジェが数多く設置されていた。
これらのオブジェからは強い視線を感じると語る者が多く、まるで生きているかのような恐怖感を与えるとされている。
オブジェに近づくと急に寒気を感じ、背筋が凍るような思いを味わうとされる。
墓地のような静寂の中で、謎の足音が響く
夜になると、敷地内には墓地のような静寂が漂い、突然の足音が響くという話がある。
その足音は不規則であり、周囲には誰もいないにもかかわらず、すぐそばで足音が聞こえるため、訪れた者は恐怖のあまり声を失うという。
この音の正体は不明であり、幽霊や霊的な存在によるものと噂されている。
電柱やガードレールに謎の落書きが増える
周囲の電柱やガードレールには、「運隆撞覇」によるとされる謎の文字や記号が書き込まれていた。
訪問者が翌日に再度訪れると、新たな落書きが追加されていることがあると報告されており、これが訪問者に恐怖感を与え続けた。
現在ではほとんどの落書きは消されているが、一部にはその痕跡が残っている。
鬼血骸村(筑波総合研究所)の心霊体験談
ある若者が夜に鬼血骸村を訪れた際、何の前触れもなく鎌を持った老人に追いかけられたという。
恐怖で叫びながら必死に逃げ出し、二度とこの場所には行かないと誓ったという。
また、別の訪問者は奇妙なオブジェの写真を撮影したが、写真には撮影時には見えなかった人影が写り込んでおり、不安に駆られた彼は即座にその写真を削除したと語っている。
鬼血骸村(筑波総合研究所)の心霊考察
鬼血骸村におけるこれらの心霊現象は、運隆撞覇の活動や独自の思想に深く関連していると考えられている。
彼の不可解な行動やオブジェの設置は、訪れる者に不安感や恐怖を引き起こし、その奇妙な空間が心霊スポットとして語り継がれる原因となった。
また、鎌を持った老人や墓地のような静寂に包まれるという現象は、彼の残した「呪い」のような意図が今もなおこの場所に漂っているのかもしれない。
現在、鬼血骸村にあった多くのオブジェや落書きは撤去されているが、その不気味な歴史は人々の記憶に刻まれ、今もなお恐怖の対象であり続けている。
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