東京都新宿区にそびえるオペラシティは、54階建ての高層ビルで、オフィスやコンサートホール、ショッピングモールが入った複合施設である。しかし、この場所はただの現代的な施設ではなく、過去の事件や心霊現象が多く語られている恐怖のスポットでもある。今回は、オペラシティにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
オペラシティとは?
オペラシティが建設される前、この土地には13年間放置された東京工業試験場が存在していた。
この試験場の廃墟が取り壊された後、新たに高層ビルの建設が進められたが、その途中で多くの事故や怪我、さらには死亡事故も発生したと言われている。
完成後も、入居した会社が次々と売り上げが落ち込むなど、いわくつきの場所として知られている。
特に不気味だと言われるのは、地下一階の「サンクンガーデン」にある巨人のモニュメント「Singing Man」である。
このモニュメントは本来、歌う男をイメージして作られたものだが、訪れる者たちはその異様な姿に恐怖を感じることが多いという。
さらに、その周辺では奇妙な出来事や不気味な音楽が流れ、多くの人が「何かおかしい」と感じる場所である。
オペラシティの心霊現象
オペラシティで報告される心霊現象は以下の通りである。
- 工事中に現れた侍や軍人の霊
- ゴミ箱で乳児の遺体が発見された事件後の霊現象
- 巨人のモニュメント周辺で見られる不気味な男の子の姿
- 地下エリアで突然聞こえる奇妙な音や半音下がった音楽
これらの現象は、特に人が少なくなる夜間や週末に集中して報告されており、施設全体に漂う異様な空気がさらに恐怖を引き立てている。
オペラシティの建設中には、数々の事故が発生し、侍や軍人の霊が頻繁に目撃されたと言われている。
これらの霊は、東京工業試験場の廃墟の取り壊しが引き金となって現れたのではないかと考えられており、工事作業員たちが何度も不気味な存在を感じたという。
特に、夜になると現れる侍の姿は、古い歴史に根差した霊的存在だと噂されている。
また、オペラシティが完成してすぐ、敷地内のゴミ箱から乳児の遺体が発見された事件が起きた。
この事件以降、施設内では乳児の泣き声や、霊的な現象が報告されており、特にサンクンガーデン周辺で奇妙な出来事が頻繁に発生している。
多くの人がこの場所に足を踏み入れると、訳もなく胸騒ぎがする、もしくは冷たい風を感じると証言している。
さらに、不気味だとされる「Singing Man」のモニュメント周辺では、奇妙な音楽が流れることがあり、その音楽に合わせて不気味な男の子が石段に座っているのが目撃されている。
半音下がったアンパンマンのマーチが静かに響く中、泣き叫ぶようなモニュメントの姿と、周囲の静寂が不気味さを増幅させている。
この男の子は霊的な存在なのか、ただの幻想なのかは誰も確認できていないが、その場を訪れた者に強い恐怖感を与えることは間違いない。
オペラシティの心霊体験談
ある訪問者の証言によれば、深夜にサンクンガーデンを通った際、突然アンパンマンのマーチが不気味に流れ出し、その場に座っている男の子を目撃したという。
しかし、次の瞬間にはその姿は消えており、ただ冷たい風だけが吹き抜けた。
また、別の訪問者は、施設内のエレベーターに乗っていた際、誰もいないはずの後ろから視線を感じたという。
振り返ると、そこには白い服を着た女性が立っており、次の瞬間には姿を消したという。
オペラシティの心霊考察
オペラシティでの心霊現象は、建設前の東京工業試験場の取り壊しや建設中の事故、さらには乳児の遺体発見事件が影響していると考えられる。
また、侍や軍人の霊が現れる背景には、この土地に残る古い歴史や戦争にまつわる出来事が関与している可能性が高い。
現代的な文化施設としての側面と、深い闇を秘めた霊的な側面が交錯するオペラシティは、ただの商業施設ではなく、多くの恐怖を抱えた場所であると言えるだろう。
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