クイーンシャトーの廃墟にまつわる恐ろしい心霊話を紹介する。かつて高級ソープランドとして華やかな時代を築いたが、現在では「トランプ城」とも呼ばれる廃墟と化し、数多くの怪異現象が報告されている場所であった。今回は、クイーンシャトーのウワサの心霊話を紹介する。
クイーンシャトーとは?
クイーンシャトーは茨城県水戸市天王町にある豪華な城風の廃墟である。
1980年に開業した当時は、敷地面積600坪、6階建ての大規模ソープランドとして登場し、斬新なデザインと8億円を超える建設費用がかけられた豪華絢爛な施設であった。
城のような外観には、トランプの「クイーン」を象徴する装飾が施され、来店客にとって非日常的な空間として賑わった。
しかし、予想に反して営業は長続きせず、わずか数年で閉鎖された。
1990年頃までは断続的に営業が行われていたとされるが、次第に廃墟として放置されるようになった。
その後、風雨にさらされ、蔦が這い回る古びた外観が心霊スポットとしての雰囲気を醸し出し、「茨城のトランプ城」として話題となったのである。
長らく放置されたこの廃墟にはホームレスが住み着いたり、心霊スポット愛好家が度胸試しに訪れるなどしていたが、建物内では火災が発生することもあり、治安や安全の観点から問題視されることが増えていった。
2021年には突如として外壁が白く塗り替えられ、建物が再開発されるのではないかと噂されたが、2022年には同じく風俗施設として再び営業を再開することとなった。
クイーンシャトーの建物は現在も地元で様々な話題を呼び、心霊スポットとしての恐怖も残り続けている。
※現在は、マリンブルー(ソープランド)となりリニューアルしている。
クイーンシャトーの心霊現象
クイーンシャトーの心霊現象は、
- 窓から見下ろす女性の霊
- 建物の中で聞こえる笑い声や足音
- 隣接する森で自殺したとされる女性の霊
- 廃墟の中で漂う冷気と異様な空気
である。クイーンシャトーでは、建物の窓から女性の霊が見下ろしているという目撃情報が後を絶たない。
この女性の霊は、白い服を着たまま寂しそうに外を眺めていることが多いと言われ、目が合った者は背筋が凍るような感覚に襲われるという。
また、この霊は建物のかつての従業員であったとされ、彼女の未練がこの場所に強く残っているのではないかとも噂されている。
さらに、廃墟内では無人のはずの空間で不気味な笑い声や足音が聞こえることがある。
この音は深夜になると頻繁に響き渡り、建物内を訪れた者の足元から聞こえてくることもあり、周囲が静まり返っている中で突然聞こえるため、驚かずにはいられないという。
これらの音が何者かによって作られたのか、それともこの場所に囚われた霊が放つ音なのかは解明されていない。
また、隣接する森では自殺した女性の霊が現れるとの噂もある。
この女性の霊は、夜になると森の中で迷い歩き、その姿を目撃した者は身動きが取れなくなるとされている。
彼女はこの場所で命を絶った際の無念が残っているのか、訪れる者を引き寄せるような力を持つとされ、森の中に入ること自体が危険だと忠告されている。
建物内に入った者は急に体温が下がるような冷気を感じたり、異様に空気が重くなることがある。
特に霊感の強い人は、建物内の特定の場所で頭痛や吐き気を覚えることも多く、この現象が訪れる者に警告を発しているかのようだ。
かつての栄華が一転し、不幸の象徴となったこの場所には、目に見えない何かが潜んでいると考えられている。
クイーンシャトーの心霊体験談
ある訪問者は、真夜中にクイーンシャトーの敷地内に入った際、女性の霊が窓から外を見下ろしている姿を目撃したという。
驚いた彼はすぐにその場を離れようとしたが、背後から「帰らないで」という声が聞こえ、足がすくんでしまったと語っている。
また、彼はその後数日間、耳元で囁かれる声が聞こえ続け、夜も眠れなかったという。
また、別の訪問者は森の中で女性の霊と遭遇し、しばらくの間体が動かなくなってしまったという。
この霊と目が合った瞬間、彼は全身が凍りついたように動けなくなり、しばらくの間その場で立ち尽くしていた。
帰宅後も、彼の部屋では物音が鳴り続け、原因不明の頭痛に悩まされる日々が続いたとのことである。
クイーンシャトーの心霊考察
クイーンシャトーの怪奇現象は、かつての栄華から一転し、無念の中で廃墟と化した場所に残された霊たちの怨念が関係していると考えられる。
特に女性の霊の出現は、かつてこの場所に訪れた人々や従業員たちの記憶が、場所の歴史に残っている証拠ではないかと推測されている。
また、窓から見下ろす霊や森で現れる霊については、かつてここで命を絶った者たちが未練を抱え、訪れる者に何かを訴えようとしているのではないかと考えられている。
クイーンシャトーの独特な外観と異様な空気は、霊が訪問者を引き寄せるために生み出した空間であり、ここを訪れる者は軽い気持ちで足を踏み入れるべきではないと忠告されている。
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