大分県佐伯市にある「道の駅 宇目」。北川ダムに架かる唄げんか大橋を望むこの場所には、かつて自殺者が出たという悲しい過去がある。今回は、道の駅 宇目にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
道の駅 宇目とは?

道の駅 宇目(みちのえき うめ)は、大分県佐伯市にある国道326号沿いの休憩施設であり、大分県と宮崎県の県境近くに位置する。
目の前には北川ダムが広がり、そこに架かる斜張橋「唄げんか大橋」はこの地の象徴でもある。
施設内には、地元産の新鮮な野菜や果物を取り扱う「農林産物直売所」やレストラン「うめりあ」があり、宇目葡萄などの特産品を求めて多くの人々が訪れる。
キャンプ場も併設されており、自然に囲まれた癒しの場としても知られている。
しかし、この静かな道の駅には、もう一つの顔がある。
それは、唄げんか大橋にまつわる“首のない霊”の存在である。
道の駅 宇目の心霊現象
道の駅 宇目の心霊現象は、
- 首のない霊がギャラリーに紛れていたという目撃情報
- 唄げんか大橋での自殺と霊の関係性
- 深夜になると異様な空気の重さを感じるという声
- 周辺で不運が続くという奇妙な一致
である。以下、これらの怪異について記述する。
まず最も恐れられているのが、「首のない霊」の存在である。
過去、唄げんか大橋では自殺があったとされる。
ある地元住民の証言によれば、その人物は白いTシャツにGパン姿で飛び降りたという。
そして現在、その姿と酷似した人影がギャラリーの中に紛れていたという目撃談が複数寄せられているのだ。
奇妙なのは、その霊には「首がなかった」という共通点である。
何人もの目撃者が、口を揃えて「首がなかった」と語るのだ。
白いTシャツにGパン姿で、何食わぬ顔で観覧客に混じって立ち尽くす姿は、言葉にできないほどの異様さであろう。
さらには、「空気が重く感じる」という証言もある。
特に北川付近や唄げんか大橋の近辺では、胸が圧迫されるような不快感や、急に体調が悪くなるといった報告がある。
ある者はその直後に交通違反で検挙されたと語っており、「見えない何かの力が不運を引き寄せている」とも囁かれている。
道の駅 宇目の心霊体験談
匿名掲示板には、次のような体験談が残されている。
「昔、ゼロヨン(車のドラッグレース)の観戦によく行っていた。ギャラリーの中に、白いTシャツにGパン姿の“首のない男”が混じっていた。最初は気のせいかと思ったが、何度か見かけた。周囲の誰もその異様さに気づいていないようだったのが、逆に恐ろしかった」
また別の者は、
「その橋から飛び降りた人がいると、知人のホームセンター勤務の友人から聞いた。それを最後に、自分はその場所に近づかなくなった」
という証言を残している。
道の駅 宇目の心霊考察
これらの証言と現象を総合すると、唄げんか大橋には「成仏できていない霊」の存在がある可能性が高い。
白いTシャツにGパン、そして首のない姿というのは、遺体の損傷をそのまま霊として反映しているものと思われる。
また、複数人の目撃情報が存在していることから、幻覚や思い込みとは考えにくい。
加えて、体調不良や不運の連鎖も「霊障」の一種である可能性があり、唄げんか大橋周辺に“何か”が潜んでいることを示唆している。
道の駅 宇目は日中は穏やかな顔を見せるが、日が落ちた後、その穏やかさの裏にひそむ恐怖が顔を出す。
訪れる者は、霊の気配に気づかぬふりをすることでしか、自らを守る術がないのかもしれない。
コメント