佐伯運動公園のウワサの心霊話

佐伯運動公園は、広島市佐伯区にある市民憩いの場として知られる運動公園である。しかし、その一方で過去に起きた凄惨な事件や、夜ごと語られる数々の怪異により、心霊スポットとしての顔も併せ持つ。今回は、佐伯運動公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


佐伯運動公園とは?

佐伯運動公園の外観

佐伯運動公園(さえきうんどうこうえん)は、広島県広島市佐伯区五日市町大字保井田に位置する運動公園である。

広島市が施設を所有し、三栄パブリックサービス株式会社が指定管理者として管理運営を行っている。

園内にはテニスコート(砂入り人工芝7面)、多目的広場、自由広場(バスケットゴールあり)、青空広場、卓球台、さらに子ども向けアスレチックのある「わんぱく山」や歴史広場、展望広場が整備されている。

夜景スポットとしても知られ、日中から夜間まで多くの人々が訪れる憩いの場所である。

しかし、この地にはかつて凄惨な事件が起こり、それ以来、奇妙で不気味な現象が語られるようになった。


佐伯運動公園の心霊現象

佐伯運動公園の心霊現象は、

  • 女性の霊が夜の公園に現れる
  • 子供の霊が足音を立てながら追いかけてくる
  • 公園の近くにある火葬場から彷徨う霊が流れ込む
  • 公園下の細い道で、血の気の引く呻き声が聞こえる

である。以下、これらの怪異について記述する。

女性の霊が夜の公園に現れる

最も有名な話は、公園下の細い道付近に女性の霊が立っているというものである。

その姿は髪が乱れ、焼け焦げた皮膚のように黒く爛れているともいわれ、視界の隅に一瞬映っただけで吐き気を催す者もいるという。

この女性の霊は、1993年に実際に起きた悲惨な事件と深く結びついている。

当時、小学校教諭が自宅に侵入した強盗に襲われ、車のトランクに押し込められた後、この公園造成地に連れ出され、頭を殴打されたうえで週刊誌の紙をかけられ火をつけられ焼殺された。

この地に刻まれた怨念が、未だ消えずに彷徨っているのだろう。

子供の霊が足音を立て追いかけてくる

夜に公園内の広場を歩いていると、背後から小さな裸足のような足音が聞こえてくることがあるという。

振り返っても誰もおらず、それでも足音だけが周囲をぐるぐると回る。

やがて耳元で「見つけた」という幼い声がした瞬間、足が竦んで動けなくなった体験談もある。

公園の近くの火葬場から彷徨う霊

この公園の近くには火葬場が存在する。火葬場から解き放たれた無念の魂が、夜になると公園へと漂ってくるという噂がある。

夜の芝生で白い煙のようなものが揺らめき、人の形を成したかと思うと音もなく消える現象が報告されている。

公園下の細い道で呻き声が聞こえる

上記の女性教諭が焼かれたのは、公園の造成地付近とされる。

その細い道を夜に通ると、「やめて」「助けて」という微かな呻き声が闇の中から這い出してくる。

何度も振り返っても誰もおらず、ただ声だけがいつまでも耳に残るという。


佐伯運動公園の心霊体験談

実際に佐伯運動公園を訪れた者の体験談には、夜中に展望広場で写真を撮った際、誰もいないはずの暗がりに黒いシルエットが写り込んでいたというものがある。

また、テニスコート近くで突然吐き気を催し、その場から逃げるように駐車場に戻った途端に症状が収まった例も報告されている。

中には、展望広場のベンチに座った際、誰もいないのに背後から肩を叩かれたという体験をした者もいた。


佐伯運動公園の心霊考察

佐伯運動公園のこれらの心霊現象は、やはりあの凄惨な事件が大きく影を落としていると考えざるを得ない。

突然命を奪われた者の怨嗟がこの地に刻まれ、夜の闇に呼応して姿を現すのであろう。

さらに、近隣にある火葬場という死者を送る場所が、死の気配を絶えずこの場所に運び込んでいるのかもしれない。

無念の霊は、慰められることもなく彷徨い続け、人の目に映ろうとして現れるのだろう。

この地を訪れるならば、夜の時間帯は避けるべきである。

どうしても訪れるのであれば、決して一人では行かない方が賢明である。

闇の中であなたを待つ存在が、きっとそこにいるからである。


佐伯運動公園の地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。