猿岩トンネル｜ウワサの心霊話

猿岩トンネルは、岩手県奥州市に位置する手掘りの古いトンネルで、作業中に命を落とした多くの作業員の霊が現れると言われている。照明がなく、岩壁がむき出しの暗い内部は不気味な雰囲気を漂わせ、数々の心霊現象が報告されている。今回は、猿岩トンネルのウワサの心霊話を紹介する。

猿岩トンネルとは？

猿岩トンネル（さるいわとんねる）は、岩手県奥州市に位置する手掘りの古いトンネルであり、全長約700メートルにわたる。

昭和22年から23年にかけて素掘りで建設され、もともとは木材を貯木場まで運搬するための「水沢営林署森林軌道」の一部として利用されていた。

その後、ダム建設工事においても使用され、最終的に胆沢ダムの建設に伴い貯水池内に水没した。

しかし、毎年のように水位が低下した際には、その姿を現すことがあり、今でも心霊スポットとして恐れられ続けている。

トンネル内は照明がなく、岩壁がむき出しの状態で昼間でも不気味な雰囲気を醸し出す場所である。

猿岩トンネルの心霊現象は、以下のような怪奇現象が報告されている。

これらの現象は、トンネルが多くの命を失った場所であることを背景に発生したと考えられている。

猿岩トンネルの建設中、多くの作業員が事故で命を落としたと言われており、その霊が現在でも現れるという噂がある。

トンネル内で、作業員の姿を見かけたという証言がいくつかあり、亡霊となった作業員が未練を残して現れるとされている。

肝試しでトンネルを訪れた若者たちが、壁から無数の手が伸びてくるのを目撃したという体験談が広まっている。

これらの手は、訪れた者を捕まえようとし、追いかけてくることもあると言われている。

この現象は特に恐れられており、肝試しで訪れる者にとって最も怖い体験の一つである。

猿岩トンネルを車で通過した後、車の窓に無数の手の跡が残るという現象が報告されている。

これらの手形は、トンネル内で無数の手が伸びてきた結果であるとされ、肝試しをした後に発見されることが多い。

猿岩トンネル周辺で、夜間に女性を車に乗せた後、トンネルを通過すると、その女性が姿を消してしまうという噂がある。

女性が消えた後には、車のシートがびっしょりと濡れていることが多いとされており、心霊スポットとして訪れる者にとって恐ろしい現象である。

猿岩トンネルを訪れた人々の心霊体験は、非常に多く、以下のような怖い体験が語られている。

友人たちと深夜に猿岩トンネルを訪れた際、霧が立ち込め視界が悪化し、その不気味さに恐怖を感じた。

突然、トンネル内で女性のすすり泣く声が聞こえ、足音が近づいてくるのを感じた。

振り返っても誰もいなかったが、あまりの恐怖にすぐにその場を離れた。

猿岩トンネルを車で通過した後、車の窓に無数の手形が残っているのを発見した。

手形は明らかに人の手の形であり、怖くなってすぐにその場を離れたという体験談が多い。

猿岩トンネルが心霊スポットとして恐れられる理由は、トンネル建設時に多くの命が失われ、その霊が未練を残して現れることにあると考えられる。

特に、手掘りで作業が進められたため、作業者たちの過酷な状況や事故が霊的な影響を引き起こした可能性がある。

また、女性を車に乗せると姿が消えるという現象は、過去にトンネル内で起きた悲劇や強い怨念が影響しているとも言われている。

心理的な影響も強く、トンネルの真っ暗な内部に身を置くことで、現実と非現実の境界が曖昧になり、心霊現象を実際に体験したと感じることがあるのかもしれない。