沢良宜公園では、夜のグラウンド周辺で揺れる人影や正体不明の呻き声、さらには肩に触れる不可解な感触など、訪れた者が恐怖を覚える複数の心霊現象が語られてきた。今回は、沢良宜公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
沢良宜公園とは?

沢良宜公園は、大阪府茨木市の元茨木川緑地の最南端に位置する公園である。
大阪モノレール「沢良宜駅」から徒歩圏内にあり、グラウンドや遊具、ベンチ、東屋、駐車場を備え、春には桜や梅の花見を楽しむ人も多い場所である。
一方で、公園全体は縦に長く、北から南にかけて雰囲気が変わり、特にグラウンド付近は人が少なく、どこか陰りを帯びた静けさが漂うとされている。
近くには道祖神社・佐和良義神社もあり、周辺は古くから人の気配と歴史が重なる地域でもある。
沢良宜公園の心霊現象
沢良宜公園の心霊現象は、
- 夜のグラウンド周辺で、人影のようなものが揺れ動く
- 誰もいない方向から不気味な呻き声が聞こえる
- 背後に気配が立ち、肩に手のようなものが触れたという証言
- 草むらの奥で、一瞬だけ人影が立ち上がるように見える
である。以下、これらの怪異について記述する。
まず最も多く語られるのが、夜のグラウンド周辺で目撃される“揺れる人影”である。
常に一定の距離を保つように、淡く揺れながら動いていることが多く、近づくとその姿は歪むように消えるという。
人の形を保っていないこともあり、照明の影や木々の影では説明しきれない奇妙な輪郭をしているという声もある。
次に、誰もいない方向から響く“呻き声”である。
低く押し殺したような声が、風の流れとは無関係に突然耳元へ流れ込んでくるとされる。特に週末の夜、草むら付近で聞こえたという証言が多い。
声の主は分からず、周囲には人影すらないため、聞いた瞬間に身体が固まるほどの恐怖を覚えると語られている。
また、最も直接的な現象として語られるのが“肩に触れる手の感触”である。ふいに背後からそっと触れられたような柔らかい感覚が一瞬だけ走るとされ、振り返っても誰もいない。
多くの証言者はその場で動けなくなり、ようやく足に力が戻った瞬間に逃げ出したという。
この感触は、風や草木の擦れではありえない“人間の手”の重さに近いと語られることが多い。
最後に、草むらの奥で“立ち上がる影”を見たという証言がある。
腰をかがめたような人影が、急にスッと立ち上がるのだが、目を向けた瞬間に影は崩れるように消えるという。
これも動物や人の気配では説明がつかず、見た者が震えながらその場を離れたという話が残っている。
沢良宜公園の心霊体験談
ある若者が肝試し目的で夜の沢良宜公園を訪れた。
公園内のベンチ近くを歩いていると、背後から微かな気配を感じたという。
振り返っても誰もおらず、気のせいだと無理に歩みを進めたが、グラウンドが見えるあたりで突然、肩に“人の手の重さ”がそっと触れた。
その瞬間、全身の毛が逆立つような寒気が走り、視界の端で何かが揺れた気がしたという。
振り返る勇気もなく、走り出して公園を飛び出したと語っている。
触れた感触は風ではなく、「明らかに指の形があった」と証言している。
沢良宜公園の心霊考察
沢良宜公園は明るい時間帯には花見客や家族連れで賑わう一方、夜になると一部のエリアが急激に気配を失い、空気が重く沈むような雰囲気に変わる。
公園が細長く、死角が多い構造であることや、近くに古い神社が点在する環境が、独特の“気配の濃さ”を生んでいる可能性がある。
しかし、人影が揺れる、声が聞こえる、肩に手が触れるといった現象は、単なる暗がりの錯覚や環境音だけでは説明しきれない。
特に触れられたという証言は複数存在しており、何らかの“意図をもった存在”が接触を試みているようにも思える。
古い緑地の最南端という位置、夜に急激に増す静けさ、そして理由なく漂う寂しさ──
これらが積み重なった結果、“人の気配が残り続ける場所”として語り継がれているのかもしれない。

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