吹田市立少年自然の家には、ただの自然体験施設では語れない、数々の不気味なウワサが存在する。特に「もくもくの里の裏にある森」に関する話は、訪れた者たちを恐怖の底へと引きずり込むものばかりである。今回は、吹田市立少年自然の家にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
吹田市立少年自然の家とは?

吹田市立少年自然の家は、滋賀県高島市の自然豊かな地に位置する青少年向けの研修施設である。
主に小中学生の林間学校やキャンプ、各種体験活動が行われる場であり、カヌーやアーチェリー、キャンプファイヤーなど、多彩なアクティビティが楽しめる。
しかし、その歴史は古く、施設の老朽化と共に奇妙な現象が語られるようになった。
吹田市立少年自然の家の心霊現象
吹田市立少年自然の家の心霊現象は、
- もくもくの里の裏にある森に行くと霊に取りつかれる
- 取りつかれた者の片脚に、誰かにつかまれたような手形がくっきりと残る
- 「三の滝」で撮影した写真に、不自然な顔がいくつも写る
- 施設内の一番奥の部屋と、突き当たりに不自然に置かれたイスには霊が出やすい
- 夜、廊下を歩くと冷房もないのに急に冷たい風が吹き抜ける
である。以下、これらの怪異について記述する。
もくもくの里の裏の森
この森は、訪れる者に異常な現象を引き起こすと言われている。
特に夜になると、強い霊感を持つ者が引き寄せられ、何者かに取りつかれることがある。
ある夜、5人の学生がこの森へ入ったところ、そのうちの1人が急に気分が悪くなり、脚に奇妙な手形が浮かび上がった。
この手形は、朝になっても消えることがなかったという。
「三の滝」にまつわる怪異
研修中に訪れることが多い「三の滝」では、心霊写真が頻繁に撮影される。
ある小学生のグループが写真を撮った際、滝の水の流れに紛れて、あり得ないほどの人の顔が無数に写り込んでいたという。
しかも、その後、その子供たちの中で霊感が異常に強くなる者が現れ、いじめの標的になったという奇妙な出来事も報告されている。
施設内の異変
施設内でも怪異は起こる。
一番奥の部屋では、夜になると「何かがいる」という声を聞いたという証言が後を絶たない。
さらに、突き当たりに不自然に置かれたイスには何かが宿っているのか、そこに座ると金縛りに遭う者が続出している。
また、夜遅くに廊下を歩くと、冷房がないはずなのに冷たい風が急に吹き抜けることがあり、霊の通り道なのではないかと噂されている。
吹田市立少年自然の家の心霊体験談
取りつかれた少女
ある夜、5人の学生が森へ肝試しに出かけた。
何もないはずの森の中で、1人の少女が突然立ち止まり、「寒い…」と呟いた。
急いで施設へ戻ると、彼女の片脚には、まるで誰かがしっかりとつかんだような手形がくっきりと残っていた。
その場にいた他の生徒も、帰る途中に突然の寒気を感じ、「幽霊がついてきた」と怯えたという。
突き当たりのイス
あるグループが肝試しで、例の「突き当たりのイス」に座ってみた。
すると、そのうちの1人が突然「動けない」と言い出した。周囲が声をかけても反応がなく、目は虚ろになっていた。
数分後、彼は我に返ったが、「何かに押さえつけられていた」と語った。
吹田市立少年自然の家の心霊考察
この施設の心霊現象は、もともとこの地に眠る霊たちの存在が関係していると考えられる。
かつてここは戦乱の地であり、歴史の影に隠された無念の魂が漂っているのかもしれない。
特に「もくもくの里の裏の森」や「三の滝」といった自然の中に宿る霊は、人の心の隙を狙い、取りつくのではないだろうか。
また、施設内の異常な冷気や、突き当たりのイスの怪異も、過去に何か恐ろしい出来事があったことを示唆している。
この場所は、もともと子供たちが集うための施設であるが、彼らの純粋な魂が霊たちにとっては特別な存在であり、引き寄せられてしまうのかもしれない。
いずれにせよ、吹田市立少年自然の家は、ただのキャンプ施設ではない。
訪れる際には、決して霊を刺激するような行為をせず、敬意を払うことを忘れてはならない。
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