徳島中央公園は徳島城跡を利用した歴史ある公園であり、花見や散策の名所として知られている。しかし一方で、園内では未解決の女性殺人事件をはじめ複数の凄惨な事件が発生しており、その被害者の霊が夜な夜な現れると囁かれている。今回は、徳島中央公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
徳島中央公園とは?

徳島中央公園(旧称・徳島公園)は、徳島城跡を利用して整備された公園であるSii。
1906年に開設され、徳島市の歴史と自然が融合する憩いの場として市民に親しまれている。
園内には徳島城博物館や旧徳島城表御殿庭園があり、桜や紅葉の名所としても知られている。
また、SLの展示やスポーツ施設も整備され、多くの市民がウォーキングやジョギングに利用している。
しかし、この華やかな景観の裏には、二度の殺人事件をはじめとした凄惨な歴史が刻まれており、その影を感じ取った者は少なくない。
徳島中央公園の心霊現象
徳島中央公園の心霊現象は、
- お堀から濡れた女性のすすり泣きが聞こえる
- 夜の公衆トイレに血まみれの女性の霊が立っている
- 城山付近で首のない男性の影が彷徨っている
- 夜間、公園のベンチに座ると背後から誰かに肩を掴まれる
である。以下、これらの怪異について記述する。
最も有名なのは、1980年に発生した「徳島公園女性殺人事件」である。
被害者は城内のお堀で遺体となって発見された。
胸元を切り裂かれ、ストッキングを破られた痕跡が残されていたが、財布もバッグも奪われず、死因は切り傷ではなく“溺死”であった。
犯人は被害者を公衆トイレで襲撃し、血を引きずるように堀まで運んで投げ捨てたのである。
この事件は1995年に時効を迎え、今なお未解決のままである。
さらに、それ以前にも徳島中央公園の城山で老人が強盗に襲われ殺害される事件が起きており、2005年には園内で大学職員が暴行され現金を奪われる事件も発生している。
犯罪の影が繰り返し降りかかる場所であり、地元では「血の因縁が残る土地」とささやかれている。
こうした背景から、公園の夜には女性のすすり泣きや、人影のないのに草むらを歩く足音が聞こえるという報告が後を絶たない。
特に、公衆トイレ付近では背後から視線を感じたり、振り返ると血に濡れた女が立っているという証言まで存在する。
徳島中央公園の心霊体験談
実際に公園を訪れた人々の証言は生々しい。
ある女性は、夜のランニング中にお堀の水面を見て、誰もいないはずなのに女性の長い髪が水面から浮かび上がるのを見たという。
慌てて目を逸らした瞬間、耳元で「助けて」と掠れた声がしたと語っている。
また、別の男性は深夜のベンチで休んでいると、背後から肩を強く掴まれ、振り返るとそこには誰もいなかったと証言している。
その後、強烈な悪寒とともに、城山の方から人影が揺れながら近づいてくるのを見たという。
徳島中央公園の心霊考察
徳島中央公園の心霊現象は、未解決事件の被害者の無念が凝り固まったものと考えられる。
血痕の残る公衆トイレ、遺体が引きずられた痕の残る堀、そして人々が恐怖に怯える夜の園内。
そのすべてが、過去の惨劇を語り継ぐ「記録」であるかのようである。
人が多く集い、桜や紅葉を楽しむ昼間とは裏腹に、夜の徳島中央公園は異様な静けさと暗さに包まれる。
ここでは、人間の残した犯罪の爪痕が未だに生々しく残っており、それが霊的存在となって現れている可能性が高い。
この場所を訪れる際には、決してひとりで近づかぬことを強く勧める。
特に夜の公衆トイレとお堀は、今もなお「血に濡れた女」が彷徨っていると噂される恐怖の地である。
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