神奈川県鎌倉市にあるこのトンネルは、地元の稲村ケ崎小学校の生徒たちの間で「バケトン」として長年語り継がれてきた場所であり、鎌倉時代から現代に至るまで、多くの心霊現象が報告されている。今回は、「打越トンネル」にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
打越トンネルとは?
打越トンネルは、極楽寺と笛田、打越方面を結ぶ古いトンネルで、通称「お化けトンネル」として知られている。
このトンネルは、太平洋戦争中に日本軍によって地下要塞として利用されたという歴史的背景があるが、その起源はさらに遡り、鎌倉時代の武士がこの地を守るために戦ったともいわれている。
トンネルの周囲には防空壕や軍事施設があり、戦時中の物資を保管する倉庫としても使われていた。
50年ほど前までは、トンネルの内部は素掘りで、岩肌がむき出しになっていたという。
トンネル内には横穴がいくつも存在し、その先には巨大なほら穴が6~7個あったとされている。
現在では鉄板で覆われているが、トンネル内の雰囲気は依然として不気味で、霊的な現象が起こりやすい場所とされている。
打越トンネルの心霊現象
打越トンネルで報告されている心霊現象は以下の通りである。
- トンネル内で鎌倉時代の武士の霊が現れる
- トンネルを歩いていると、背後から足音が聞こえる
- 異常な寒気や耳鳴りを感じる
- 防空壕跡地で女性の霊が目撃される
これらの現象は、特に夜間や雨の日に多く報告されており、訪問者に強い恐怖を与えている。
打越トンネルで最も恐れられているのは、鎌倉時代の武士の霊である。
この武士は、鎌倉時代にこの地域を守っていたとされ、彼の霊はトンネル内を徘徊しているという。
霊は突然現れ、無言で訪問者を睨みつけることがあり、その姿を目撃した者は強烈な恐怖に襲われるとされている。
また、トンネル内を歩いていると、背後から何かがついてくるような足音が聞こえるという報告も多く、これも武士の霊の仕業だと考えられている。
さらに、異常な寒気や耳鳴りを感じることが頻繁に起こる。
この現象は、特に防空壕跡地に近づくと強く感じられることが多いとされており、この場所に何らかの霊的なエネルギーが集中していると考えられている。
また、防空壕跡地では、戦時中に亡くなったとされる女性の霊も目撃されている。
打越トンネルの心霊体験談
打越トンネルを訪れた者たちは、様々な恐怖体験を語っている。
ある警備員は、トンネルを通過する際に頭痛と足が動かなくなるという体験をしたと証言しており、以来、このトンネルには近づかないと述べている。
また、別の訪問者は、トンネル内を歩いている時に、何かが自分の服に触れたかのような感覚を覚え、その後背後からついてくる足音を聞いたという。
打越トンネルの心霊考察
打越トンネルにまつわる心霊現象は、鎌倉時代の歴史と戦時中の出来事が深く関係していると考えられている。
特に、鎌倉時代の武士の霊がこの場所に留まり続けていることや、戦時中にこの場所が防空壕として使われたという事実が、強い霊的なエネルギーを引き寄せている可能性が高い。
トンネルの雰囲気は昼間でも不気味であり、訪れる者に強い恐怖を与える。
この場所は、単なる歴史的な遺構ではなく、心霊スポットとしての恐怖を抱える場所であり、特に夜間の訪問は非常に危険だとされている。
コメント