清川ロータリーの井戸のウワサの心霊話

福岡市中央区・清川に残る奇妙なロータリーと、そこに隠された封印された井戸。そこには、決して語られてこなかった遊女たちの無念と祟りが今なお渦巻いているという。今回は、清川ロータリーの井戸にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


清川ロータリーの井戸とは?

清川ロータリーの井戸の外観

清川ロータリーは、福岡市中央区の清川地区、かつて「新柳町」と呼ばれていた一帯に存在する不自然な円形交差点である。

この場所は周囲のどの交差点とも違い、ただひとつロータリー構造をしている。

この新柳町は、明治から昭和初期にかけて栄えた花街であり、長崎の丸山、熊本の二本木と並び称されるほどの大規模な歓楽街であった。

夜な夜な遊郭に通う男たちと、それに応える遊女たちで賑わっていたという。

しかしその陰には、病や過労で命を落とす遊女が後を絶たなかった。

そうした亡骸が人知れず投げ込まれたとされる井戸が、清川ロータリーの中心に存在していたのだ。

道路整備の際に井戸を撤去しようとしたものの、事故や不幸が相次ぎ、工事は中断。やむなく井戸を埋め、上にロータリーを築いたという。

この地には、今なおその井戸跡が静かに、人知れず、ただ怨念とともに眠っている。


清川ロータリーの井戸の心霊現象

清川ロータリーの井戸の心霊現象は、

  • 髪の長い女性の霊が現れる
  • 工事関係者が祟りに遭う
  • 深夜に井戸跡で奇妙な音が響く
  • 突然の体調不良や事故がロータリー周辺で起こる

である。以下、これらの怪異について記述する。

最も有名な心霊現象は、髪の長い女性の霊の出現である。

深夜にロータリーを通りかかった運転手が、中央にじっと立ち尽くす女性の姿を目撃する。

近づけばすぐに消えてしまうその姿は、白い着物に乱れた黒髪、うつむいた顔が特徴とされている。

井戸を撤去しようとした際、工事関係者が不慮の事故に遭った。

重機が突如として動かなくなり、作業員が原因不明の高熱にうなされた記録も残る。祟りだと噂され、現場は恐怖に包まれた。

さらに、夜になると井戸跡から「カラン…カラン…」という金属音が聞こえるという証言が複数ある。

誰もいないはずの場所で、まるで手押しポンプの音のような不気味な響きが耳に残る。

また、ロータリー周辺で突然の交通事故が多発したという時期もあった。

原因不明のハンドル操作ミスや体調不良によって事故を起こすドライバーが後を絶たなかったという。


清川ロータリーの井戸の心霊体験談

ある女性が、深夜に清川ロータリーを歩いて通った際、ロータリー中央で一人の女性がじっと立っているのを見たという。

驚きつつも視線を逸らして通り過ぎたが、ふと振り返ると、その姿は跡形もなく消えていた。

また、工事関係者の一人が、井戸の撤去作業に携わった数日後、謎の高熱と意識混濁に襲われ入院。

病院のベッドでうわ言のように「女が…怒ってる…」「あの井戸を壊すな…」と繰り返していたという証言がある。


清川ロータリーの井戸の心霊考察

この地に潜む霊的現象は、単なる迷信や都市伝説では片付けられない連続性を持っている。

特に、遊郭という人の命が軽んじられた歴史的背景と、その死者を井戸に葬るという非人道的な行為は、現代に至るまで強い念を残していると考えられる。

ロータリーという異様な形状の道路設計も、実際には祟りを恐れた都市計画の妥協の産物であった可能性がある。

もし井戸が本当にあったのだとすれば、霊的な「封印」としてロータリーが存在しているという見方はあながち間違いではない。

現在も清川の街並みには、どこか艶めかしくも物悲しい空気が流れている。

清川ロータリーは、かつての繁栄と悲劇の狭間で、今なお忘れ去られた霊たちの声を囁き続けているのかもしれない。


清川ロータリーの井戸の地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。