昇仙峡

昇仙峡は、紅葉狩りで有名な観光地である一方、悲惨な事故が発生したことにより、特に夜になると心霊スポットと変貌すると云われている。今回は、昇仙峡のウワサの心霊話を紹介する。

昇仙峡とは?

御岳昇仙峡は山梨県甲府市の北部にある美しい渓谷で、国の特別名勝に指定されている。

その美しさから、「日本一の渓谷美」と称され、観光の名所として知られている。

長い年月をかけて削られた花崗岩の断崖や奇岩・奇石、清らかな水の流れが特徴で、整備された遊歩道を歩きながら四季折々の美しい景色を楽しむことができる。

昇仙峡の観光にかかる時間は、滝上から仙娥滝、石門、覚円峰まで歩くと往復で約1時間程度である。

ロープウェイ山頂まで行くと往復で約1時間前後。各名所を楽しんだり写真を撮ったりするとさらに時間がかかるので、合計で約3時間前後の見積もり。

昇仙峡の観光シーズンは、特に紅葉が美しい時期が人気で、例年の見頃は10月中旬から11月下旬である。

しかし、新緑の季節や雪景色など、四季折々の美しさを楽しむことができるので、1年を通して訪れる価値がある。

昇仙峡は浄化のパワースポットとしても知られている。

富士山が発する龍脈が流れているとされ、心や体を浄化する力を持っているとされている。

昇仙峡で採掘された水晶などのパワーストーンは特にご利益があるとされているという。

御岳昇仙峡:日本屈指の美しい渓谷と山岳信仰の聖地

昇仙峡は日本屈指の美しい渓谷で、笛吹川の支流である荒川が花崗岩地帯を浸蝕してできた谷である。

この渓谷にはトーフ岩・らくだ岩・猫岩・人面岩・登竜岩・羅漢寺・石門(花崗岩の天然アーチ)・覚円峰(昇仙峡の象徴)・天狗岩・仙娥滝(日本の滝百選)など、奇岩怪石が点在している。

奥に位置する金峰山は古来から山岳信仰の対象とされ、山頂には蔵王権現を祀る金桜神社の本宮があった。

多くの修験者が修行に訪れ、特に中腹の金桜神社の里宮は社殿が建立され山岳信仰の拠点として発展した。

このため、昇仙峡はある種の参道的な意味合いがある。

昇仙峡は天保14年(1843年)に御岳新道が開削されると、甲府方面から昇仙峡、金峰山へのアクセスが向上し、修験者や参拝者だけでなく、物見遊山の対象として広く知られるようになった。

美しい昇仙峡は大正12年(1923年)に国指定名勝に指定され、昭和2年(1927年)に日本二十五勝に選定され、昭和25年(1950年)に秩父多摩甲斐国立公園(秩父多摩国立公園)に指定された。

さらに昭和28年(1953年)には国指定特別名勝に格上げされた。

また、昇仙峡を流れる荒川は古くから下流域の住民の水資源として重要であり、平成の名水百選にも選ばれている。

昇仙峡の心霊現象

昇仙峡の心霊現象は、

  • 血まみれの事故被害者の霊が出る

である。昇仙峡は、昭和52年(1977年)8月11日、死傷者45人(11人死亡、34人重軽傷)を出す大惨事が起きた場所でもある。

静岡県の某保険会社の慰安旅行の一行を乗せた観光バスが、当時は有料道路だった昇仙峡グリーンラインのゲートから天神森寄りの沢(約45m)に転落したのである。

なんでも13日連続勤務だったらしく、バス運転手の疲労が溜まっていたことが事故の原因と云われている。

事故当時の写真を見ると、バス屋根上部は完全に潰れており、悲惨だった状況が伺える。

事故現場付近では、交通安全地蔵が建てられており、この付近で血まみれの事故被害者の霊が現れるとウワサになっているそうだ。

特に夜になると霊が徘徊している姿を見ることがあるらしく、心霊スポットとして有名になっている。

この場所では、その他に馬の足音を聞いたことがあるという話や「修験道関連の山々は、天狗が出る」などと昔から曰く付きの場所のようだ。

当時の御嶽道は、相当な悪路だったらしく、転倒し転落したり、野生動物に襲われて亡くなった者も少なからずいたのではないかと推測する者も。

事件や事故が発生した場所は心霊スポットになることが多々あるが、無闇に恐れたり面白がるのではなく、二度と同じ悲劇を繰り返さぬよう考えていくことが必要であろう。

昇仙峡の場所・アクセス・地図

昇仙峡の住所 日本、〒400-0082 山梨県甲府市
交通アクセス 山梨市から国道140号 と 県道104号 経由で35分
最寄りのバス停 千代田小学校(徒歩8分)昇仙峡グリーンライン/県道7号 経由
最寄り駅 甲府駅(徒歩1時間54分)県道104号 経由(車で17分)

昇仙峡の地図(Googleマップ)

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