神奈川県に位置する「ヤビツ峠」は、丹沢山系への登山口として知られる一方、数々の心霊現象が報告されており、地元では心霊スポットとしても有名な場所である。多くの人がこの地で霊的な体験をし、事故や不吉な出来事が頻発している。今回は、ヤビツ峠のウワサの心霊話を紹介する。
ヤビツ峠とは?
ヤビツ峠は神奈川県道70号秦野清川線に位置し、標高761mの高地にある。
この峠は「表ヤビツ」と「裏ヤビツ」に分かれており、表ヤビツは相模湾の美しい夜景が見られる菜の花展望台がある観光地であるが、一方で夜間には霊的な現象が多発する場所として恐れられている。
ヤビツの名前は、かつて甲斐国の武田氏と後北条氏が争った戦いで使われた「矢櫃(やびつ)」が由来とされており、この場所では戦場で亡くなった武士たちの霊がさまよっているとされる。
また、餓死した兵士の亡霊がさまよい、食物をあさっているため、峠を越える者は食物を供えるべきだという伝承が残されている。
ヤビツ峠の心霊現象
ヤビツ峠で報告されている主な心霊現象は以下の通りである。
- 車を追いかける老婆の霊
- カーブミラーに映る大きな女性の顔
- 誰もいないのに背中を押される感覚
- 白い影が車に取り憑く
これらの現象は、特に夜間に多く報告されており、恐怖を求めて訪れる者を震え上がらせている。
車を追いかける老婆の霊
ヤビツ峠で最も有名な心霊現象の一つが、車の後ろを追いかける老婆の霊である。
特に夜間、この霊が車の後ろに現れ、猛スピードで追いかけてくるという恐ろしい体験が語られている。
多くの場合、老婆は突然消えるが、その瞬間まで恐怖が続く。
カーブミラーに映る大きな女性の顔
ヤビツ峠には、特定のカーブミラーに女性の顔が映り込むという噂がある。
この現象は、カーブを曲がる際に突然現れ、運転者の注意を引きつける。
過去には、この霊が原因で事故が多発したと言われており、このミラーを「見てはいけない」と恐れられている。
誰もいないのに背中を押される感覚
ヤビツ峠を訪れる人々がしばしば体験するのが、突然背中を押される感覚である。
特に崖際や展望台付近でこの現象が多発しており、突然の力で足元がすくわれる感覚に襲われる。
観光客が転落しかける危険な状況になることもあるため、注意が必要だ。
白い影が車に取り憑く
ヤビツ峠をドライブしていると、白い影が車に取り憑くという話が多く報告されている。
若い女性や老婆の霊が突然現れて、車の後ろから追いかけてくる。
この現象は、霊感の強い人々が多く体験しており、車に乗り込んできた霊を感じたという証言もある。
ヤビツ峠の心霊体験談
ある体験者が語るところによれば、ヤビツ峠を深夜にドライブしていた際、後ろから猛スピードで追いかけてくる老婆の霊を目撃したという。
車を加速させても追いつかれる恐怖に駆られ、必死に逃げた後もその恐怖がしばらく続いた。
また、別の体験者は、カーブミラーに突然現れた女性の顔に気を取られ、車が危うく転倒しそうになったと語っている。
ヤビツ峠の心霊考察
ヤビツ峠での心霊現象は、その歴史的背景に強く関連している。
過去にこの峠で起こった自殺や事故により、成仏できない霊が留まっていると考えられている。
特に、戦国時代の合戦や、餓鬼伝説といった歴史的な背景が霊的エネルギーを増幅させており、車やバイクで峠を訪れる者が特に危険に晒されやすい。
さらには、自然霊や動物霊が混ざり合っているという説もあり、訪問者はこの地で予想以上の霊的干渉を受けることがあるとされている。
この峠を訪れる際は、軽い気持ちでの肝試しや無謀なドライブは避けるべきである。
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