大阪南部に位置する永楽ダムは、周囲に豊かな自然と桜並木が広がる景勝地である一方、駐車場での焼身自殺の噂や湖畔から聞こえる呻き声、夜間の笑い声など、心霊にまつわる怪異譚が絶えない場所である。今回は、永楽ダムにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
永楽ダムとは?

永楽ダムは、昭和40年(1965年)に着工され、昭和43年(1968年)に完成した灌漑用水・上水道用水を確保するためのダムである。
見出川の上流に築かれ、熊取町の重要な水源として利用されている。
また、周囲は緑豊かな自然が残されており、「大阪みどりの百選」や「水源の森百選」にも選ばれている。
ダム湖の周囲約2キロメートルにはハイキングコースが整備され、春にはソメイヨシノや山桜が咲き誇る桜の名所としても知られる。
約1,000本の桜が植えられ、永楽桜まつりや夜間ライトアップなど、自然と人々の触れ合いを楽しめる場所である。
永楽ダムの心霊現象
永楽ダムの心霊現象は、
- ダムの駐車場で焼身自殺を遂げた霊の目撃
- ダム湖から聞こえる苦しげな呻き声
- 湖畔を走行中、後方から聞こえる「ふふふっ」という笑い声
- ダム周辺で目撃される女性の幽霊
である。以下、これらの怪異について記述する。
永楽ダムにまつわる怪異譚は、主にダム駐車場と湖周辺に集中している。
駐車場では、過去に焼身自殺があったとされる霊の目撃が伝えられ、亡くなった方の呻き声が湖から聞こえてくるという話もある。
しかし、これらの事件が実際に起きたかは不明であり、目撃者の証言が憶測を生んだ可能性も否定できない。
湖畔をドライブしていると、後方から「ふふふっ」と追いかけるような笑い声が聞こえたという証言もある。
夜間の静かな山道では、鳥や動物の声とは明らかに異なる音であるとされる。
また、堰堤の入口付近では、長い髪の女性の姿が目撃されたが、目が合った瞬間に木々の中へ姿を消したという体験談もある。
永楽ダム周辺には熊取町立斎場が位置しており、自然と火葬場、ダムという環境が整っているため、怪談が生まれやすい環境であることも心霊現象の噂に拍車をかけている。
永楽ダムの心霊体験談
ある訪問者は、ダム堰堤の撮影中に反対側へ辿り着いた際、入口付近で恨めしそうな表情を浮かべる長髪の女性を目撃したという。
女性は目が合った瞬間、あっという間に木々に姿を消した。
焼身自殺の霊であるかは不明であるが、周辺環境や噂の内容と照らし合わせると、幽霊の目撃談と結びつく可能性は高い。
また、湖畔を車で走行中に後方から聞こえた「ふふふっ」という笑い声も報告されており、訪問者は鳥や動物の声ではないことを強く感じたという。
永楽ダムの心霊考察
永楽ダム周辺の心霊現象は、環境的要因と噂の積み重ねが重なった結果であると考えられる。
焼身自殺や幽霊の噂は、実際に事件があったかどうかは不明であるが、斎場や水場、山林という組み合わせが人々に不安を与え、目撃者の想像力を刺激して怪談が生まれた可能性が高い。
湖畔での笑い声や長髪の女性の目撃も、自然現象や偶然の影の見間違いが心理的に補強されたものと考えられる。
しかし、訪問者の体験談からもわかる通り、環境そのものが静寂と暗さを帯びており、心霊現象の噂に説得力を与える状況が整っていることは間違いない。

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