四辻駅のウワサの心霊話

山口県山口市にある無人駅「四辻駅」には、深夜に電話ボックスが突然鳴り響く、誰もいない構内から視線を感じるといった不可解な現象が語られている。今回は、四辻駅にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


四辻駅とは?

四辻駅の外観

四辻駅(よつつじえき)は、山口県山口市鋳銭司にある、JR西日本・山陽本線の地上駅である。

開業は1920年と古く、もともとは旅客および貨物の両方を取り扱う駅であったが、1961年に貨物、1984年に荷物の取り扱いを終了し、現在は無人駅として簡素な構造となっている。

駅は単式・島式の複合型2面2線ホームを持ち、中線は使用停止中である。

2021年には木造駅舎が解体され、プレハブ調の簡易駅舎に建て替えられた。

トイレも改修され、駅舎内から駅外へと場所が移されている。

長年利用されてきた駅ではあるが、その静けさと時折感じられる“異質な気配”から、地元ではひっそりと心霊スポットとして語られている。


四辻駅の心霊現象

四辻駅の心霊現象は、

  • 深夜、駅前の電話ボックスが突然鳴り響く
  • 無人のはずの駅構内から人の気配がする
  • 電話ボックスのガラス越しに“誰か”が覗き込む
  • 列車の通過音に混じって、聞き取れない囁き声が聞こえる

である。以下、これらの怪異について記述する。

まず最も有名なのが、駅前に設置されている電話ボックスである。

現在ではほとんど利用者のいないこの電話ボックスが、深夜に突然けたたましく鳴り響いたという報告がある。

しかもその電話は、誰もいない時刻に限って鳴るという。

受話器を取っても無音で、すぐに切れてしまうという声もある。

果たして、誰がどこから電話をかけてきたのか。人の仕業ではないとしたら、何のために“そこ”から呼び出しているのか。

さらに、駅構内では無人であるにも関わらず、ホームを歩く足音や、通路から誰かに見られているような視線を感じるとの声もある。

これは列車の通過時に特に強く、駅構内の空気が一気に冷たくなるという報告もある。

また、ある者は駅前の電話ボックスのガラス面に、人のような影が映っていたと証言する。

通行人かと目をやるが、周囲に誰もいない。まるで、覗き込む“何か”がそこに佇んでいたかのようである。

通過列車の音に混じって、聞き取れない“声”が聞こえるという体験談もある。

複数人で訪れた際に、誰も口を開いていないにもかかわらず、まるで「…ここ…に…」といった断片的な囁き声が耳に届いたという。

この音は、録音してもノイズとして処理されるが、聞いた者には強く残るという。


四辻駅の心霊体験談

ある地元の住民は、深夜に帰宅するため四辻駅を訪れた際、駅前の電話ボックスが鳴り出したことに驚いたという。

無人駅で、時間は深夜1時過ぎ。周囲に人影もなく、車も通らないような静けさの中で鳴り響いた電話の音は、まるで「気づけ」と言わんばかりであった。

恐怖を覚えた住民はその場から走って逃げたが、後日ふとした気まぐれでその場所を再び訪れてみると、電話ボックスの中には無数の手形のような汚れが内側に残されていたという。

掃除されたはずのガラスに、なぜそのような痕跡があったのかは不明である。


四辻駅の心霊考察

四辻駅が心霊スポットとして語られる背景には、静けさと“見えない気配”の存在がある。

目撃証言こそ少ないものの、複数の人間が一致して異常を感じるという点において、ただの偶然では済まされない不気味さがある。

電話ボックスの異常や視線の感覚は、まるで駅に“留まっている何か”が、訪れる者を確かめようとしているかのようである。

かつて賑わいを見せた駅が無人となり、人の記憶からも忘れ去られつつある現在――その「喪失」そのものが、心霊的なエネルギーを生み出している可能性も考えられる。

駅が静かであるがゆえに、「感じてしまう」者もいるのだろう。だが、それが本当に錯覚であるとは、誰にも断言できない。


四辻駅の地図

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