野比病院（跡地）｜ウワサの心霊話

この病院は経営難のために廃院となり、心霊スポットとして多くの肝試し愛好者や心霊マニアに訪れられる場所となっていた。今回は、かつて神奈川県横須賀市に存在した廃病院「野比病院」のウワサの心霊話を紹介する。

野比病院（跡地）とは？

野比病院は、戦時中に「野比海軍病院」として設立され、その後地域医療を担う一般病院として機能していたが、経営難により閉鎖され、長い間廃墟として放置されていた。

建物内部には診察台やカルテ、レントゲン写真などが散乱しており、不気味な雰囲気が漂っていたという。

この病院は、廃墟となった後も多くの訪問者が後を絶たず、肝試しを目的とした若者たちが集まる場となった。

しかし、その中でさまざまな怪奇現象が報告され、心霊スポットとしての噂が広まるにつれて、訪問者たちの間に恐怖の体験談が数多く語られるようになった。

2006年には不審火によって建物の一部が焼失し、最終的には取り壊され、現在は更地となっている。

野比病院で報告されている心霊現象は以下の通りである。

これらの現象は、病院が廃墟となってからも霊的なエネルギーが強く残っていることを示しており、訪れる者に恐怖を与え続けている。

病院内には、当時の診療記録やカルテが散乱しており、興味本位でそれらを持ち帰った人々が、その後「カルテを返せ」という謎の電話を受けたという。

電話の主は無言で、ただ受話器から聞こえる呼吸音が不気味に響くだけだという。

この体験をした人々は、その後も精神的に不安定になり、しばらくの間悪夢に悩まされることが多かった。

病院内や廊下で白い影が目撃されることが多く、これを見た者は恐怖で動けなくなることがあるという。

この白い影は、一部の目撃談では女性の姿をしており、時には訪問者の後をついてくることもあるという。

その姿を見た者は、次の日から体調不良に悩まされることが多く、これも霊的な影響ではないかと考えられている。

野比病院に訪れる者たちが最も体験しやすい現象の一つが、持参した懐中電灯やライターの不調である。

廃墟内に足を踏み入れた瞬間、懐中電灯の光が突然消えたり、ライターが何度点火しても火がつかないことが多い。

これは霊的な干渉によるものと考えられており、現場の空気が一変し、不気味な冷気を感じることも多いという。

野比病院では、夜中に廃墟内から「助けて…」や「ここから出して…」という女性の声が聞こえるという報告が多く寄せられている。

これらの声は病院の廃墟内をさまよう者に対して語りかけるようであり、声を聞いた者は強烈な恐怖を感じ、その場を急いで立ち去ることが多いという。

ある若者グループが野比病院を訪れた際、懐中電灯が突然消え、周囲の暗闇に包まれたらしい。

恐怖のあまり彼らは急いで病院を飛び出し、車に乗り込んで帰宅したが、その後、彼らが使用していた車は交通事故に遭い、廃車となった。

また、別の訪問者は病院の廊下で白い影を見た後、その影が自分に近づいてくるのを感じ、恐怖のあまり一人で逃げ出したという。

野比病院の心霊現象は、病院の歴史や廃墟として放置されていた期間が長いことが原因とされている。

特に、カルテや医療機器がそのまま残されていたことで、霊的なエネルギーが強く蓄積されていると考えられている。

これにより、霊が病院を訪れる者に対してメッセージを送っているのかもしれない。

現在、病院はすでに取り壊され、跡地は更地となっているが、その場所には今もなお不気味な空気が漂っているとされる。

この場所を訪れる際には、決して軽い気持ちで近づかず、心霊スポットとしての過去を尊重し、慎重な行動を心掛けることが大切である。