清らかな水が流れる美しい滝として名高い佐賀県小城市の清水の滝。しかし、この滝には数々の心霊現象が報告されており、その美しい風景の裏に不気味な噂が囁かれている。今回は、清水の滝にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
清水の滝とは?
清水の滝(きよみずのたき)は、佐賀県小城市小城町清水に位置する名滝である。
その別名「珠簾(たますだれ)の滝」の通り、透き通った水が連なりながら落ちる姿はまさに珠の簾を思わせる美しさを誇る。
この滝の水は、1985年(昭和60年)に名水百選の一つに選定されている清水川を通じて嘉瀬川水系祇園川に注ぐ。
滝は天山県立自然公園の区域内にあり、落差75mを誇る。
その滝壺の前には「清水観音宝地院」という寺院が建てられ、古くから滝行の霊場として知られている。
江戸時代、佐賀藩主・鍋島宗教が病の平癒を祈願し滝行を行ったが、藩士の一人がその過酷な修行の末に凍死してしまったという伝承が残る。
この藩士を偲び1787年(天明7年)に建立された「倉永節士清雄之碑」や「誠感碑」と呼ばれる石碑が滝付近に現存している。
清水の滝の心霊現象
清水の滝で報告されている心霊現象は以下の通りである。
- キャンプ場に血まみれの霊が現れる
- 滝に打たれる霊が目撃される
- 橋の近くで子供の霊が出る
- 心霊写真が撮れる
これらの現象が清水の滝を心霊スポットとして有名にしている。
キャンプ場に血まみれの霊が現れる
清水の滝の近くにあるキャンプ場では、夜間に血まみれの女性の霊が出没すると言われている。
悲鳴を聞いたり、暗闇の中で突然現れる彼女の姿を目撃したという体験談が複数報告されている。
滝に打たれる霊が目撃される
滝行の霊場としての歴史を持つ清水の滝では、滝に打たれている霊が目撃されることがある。
その霊は修行僧の姿をしており、まるで死後も滝行を続けているかのようだという。
この噂は、かつて滝行中に凍死した少年や藩士の霊ではないかと推測されている。
橋の近くで子供の霊が出る
滝へと続く道の途中にある橋では、子供の霊が目撃されることが多い。
この霊は笑い声や足音を立て、時には実際に姿を見せることもあるという。
訪問者の多くがこの橋を渡る際に何かしらの異様な気配を感じたと語っている。
心霊写真が撮れる
清水の滝周辺で写真を撮影すると、高確率で心霊写真が撮れると言われている。
特に滝壺を背景にした写真に、不自然な影や霊と思われる人影が写り込むことがある。
この現象は、滝の美しさの裏に隠された悲劇を物語るかのようである。
清水の滝の心霊体験談
体験談1
「滝壺の写真を撮ったら、見知らぬ人影が写り込んでいました。でも、その場には私以外誰もいなかったんです。すごく不気味で、すぐにその場を後にしました。」
体験談2
「夜、キャンプ場で寝ていると、女性のすすり泣く声が聞こえてきました。怖くて外を確認する勇気もなく、朝まで震えながら過ごしました。」
体験談3
「橋を渡っていると、突然子供の笑い声が聞こえました。振り返っても誰もいませんでしたが、足元に冷たい風が吹き抜け、心底怖くなりました。」
清水の滝の心霊考察
清水の滝にまつわる心霊現象は、その歴史的背景と密接に関係している。
滝行中に命を落とした藩士の悲劇や、霊場としての長い歴史が、滝周辺に霊的なエネルギーを宿らせているのではないかと考えられる。
また、倉永節士清雄之碑や誠感碑といった石碑が、訪問者に心理的な影響を与え、心霊体験を引き起こす要因となっている可能性もある。
さらに、滝という自然環境特有の音や雰囲気が、訪問者の感覚を敏感にし、心霊現象を感じやすくしていると考えられる。
滝の落水音や湿った空気感、夜間の静寂が、訪問者の恐怖心を増幅させる要因となっているだろう。
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