広島県福山市の神辺城跡は、歴史的な価値を持つ一方で、恐ろしい心霊スポットとしても知られている。今回は、神辺城跡にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
神辺城跡とは?
神辺城跡(かんなべじょうあと)は、広島県福山市神辺町にある山城跡である。
この城は、南北朝時代から江戸時代初期にかけて存在し、備後国を代表する城の一つだった。
現在の神辺城は、室町時代の1443年(嘉吉3年)に山名氏によって築かれ、江戸時代に福島氏や水野氏の手によって改修されるなど、歴史の変遷を経ている。
黄葉山の山頂部に築かれた城は、備後国の防衛の要として機能し、数多くの戦乱の舞台となった。
最終的には福山城の建設に伴い廃城となったが、石垣や井戸跡など一部の遺構が今でも残されている。
また、隣接する吉野山にはかつての処刑場があったとされ、これが現在の心霊現象の原因だと噂されている。
神辺城跡の心霊現象
神辺城跡では以下のような心霊現象が報告されている。
- 黄葉山全体に漂う不気味な視線や重圧感
- 白い服を纏った女性の幽霊が出現
- 足音や人の声が聞こえる
- 稲荷神社周辺での霊的な圧迫感
- 祠や井戸跡での怪異現象
これらの現象は、かつてこの地で行われた処刑や、戦乱で命を落とした人々の怨念が関係していると言われている。
黄葉山全体の視線や重圧感
神辺城跡の山道を登ると、まるで誰かに見られているような不気味な視線を感じるという。
また、山全体に漂う重圧感が、訪れる者に恐怖を与える。
特に夜間に訪れた者は、急に肩が重くなり、息苦しさを覚えると証言している。
白い服を纏った女性の幽霊
稲荷神社や井戸跡付近で、白い着物を着た女性の幽霊が目撃されている。
この幽霊は特定の場所に留まらず、時には山道を歩いている姿が見られることもあるという。
彼女の正体は、処刑された罪人の家族や犠牲となった女性だと推測されている。
足音や人の声
夜間、城跡や山道を歩いていると、誰もいないはずの背後から足音が聞こえることがある。
また、「助けて」「帰りたい」といった悲痛な声が耳元で囁かれる体験も報告されている。
稲荷神社周辺の霊的圧迫感
稲荷神社は山道の途中にあり、その周囲には強い霊的な圧迫感が漂うと言われている。
この神社の近くで写真を撮ると、謎の光や影が写り込むことがある。
また、霊感が強い人は、ここで霊的存在の気配を強く感じるという。
祠や井戸跡での怪異現象
神辺城跡の山頂付近にある祠や井戸跡では、定点観測中に奇妙な現象が起きることがある。
具体的には、突如として気温が下がる、風が吹いていないのに草木が揺れる、といった不可解な出来事が目撃されている。
神辺城跡の心霊体験談
体験談1:体調不良に見舞われる
神辺城跡を訪れた際、突然腰が痛くなり、帰宅後には38度前後の高熱が出た。
トイレの付近で奇妙な赤いボトルを見かけた後から体調が悪化したという。
体験談2:視線と霊的圧迫感
稲荷神社付近で強烈な視線を感じ、背筋が凍るような恐怖に襲われた。
その場所を離れると重苦しい気配は薄らいだが、写真には謎の光が写っていた。
神辺城跡の心霊考察
神辺城跡の心霊現象は、この地の歴史と深く結びついている。
戦乱や処刑場という悲劇的な背景が、多くの霊をこの地に縛り付けているのではないかと考えられる。
また、稲荷神社や井戸跡といった特定の場所で現象が集中していることから、それらの場所には特別な霊的な力が働いている可能性がある。
一方で、心理的な影響も無視できない。
この場所を訪れる人々は、心霊スポットという噂を聞いているため、実際以上に恐怖を感じやすい状況にあると言える。
しかし、多くの目撃証言や体験談が一致していることから、何らかの霊的存在が関与している可能性も否定できない。
神辺城跡を訪れる際には、歴史に敬意を払い、無闇に心霊現象を追い求めるのではなく、安全を第一に考えるべきである。
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