灯台跡地(新開鼻灯台)のウワサの心霊話

広島県廿日市市大野地区にかつて存在した新開鼻灯台。その跡地には、過去に変死体が遺棄されたという陰惨な噂や、原爆投下時に流れ着いた多くの遺体の無念が渦巻いていると囁かれている。今回は、灯台跡地(新開鼻灯台)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


灯台跡地(新開鼻灯台)とは?

灯台跡地(新開鼻灯台)にある鳥居

この場所は、かつて「新開鼻灯台」と呼ばれていた灯台の跡地である。

大野瀬戸を航行する船舶の安全を守るため、明治32年(1899年)に厳島町によって建設され、昭和26年(1951年)に海上保安庁へ移管。

その後も改築が繰り返され、長きにわたり航路を照らしてきたが、平成20年(2008年)11月に解体され、灯台としての役目を終えた。

今ではその姿はなく、灯台がそこにあった面影だけが残る、静かな場所となっている。

しかし、その静けさが逆に人々の恐怖を呼び覚ます、数々の怪異が語り継がれている。


灯台跡地(新開鼻灯台)の心霊現象

灯台跡地(新開鼻灯台)の心霊現象は、

  • 中年男性の霊が現れる
  • 誰もいないはずの場所から声が聞こえる
  • 被爆者の霊が彷徨っているとの噂
  • 手足と首を切断された変死体が遺棄された後、怪現象が頻発するようになった

である。以下、これらの怪異について記述する。

まず最も恐ろしい話として、過去にこの灯台跡地では、手足と首を切断された変死体の胴体部分が遺棄されていたという噂がある。

いつ頃の話なのか、なぜか詳細は闇に葬られ、事故物件情報サイト「大島てる」からも削除されたとも言われている。

真偽は定かでないが、何かしら触れてはならない事情が隠されているのではないかと疑いたくなる。

その後、この場所では中年男性の霊と思しき影が後ろからつけてくるような感覚を覚え、恐る恐る振り返るとそこには誰もいない。

また、いきなり背後から怒鳴られたかのような中年男性の叫び声が聞こえることもあり、足がすくんで動けなくなる者もいる。

さらに、ここは原爆が投下された際、被爆した多くの遺体が海流に乗って流れ着いた場所とも言われている。

無念の思いを抱えたまま命を落とした者たちの念が、この地に留まり続けているのではないかと語る者も少なくない。

灯台跡地の前には、なぜか「護美神社」という名の鳥居がひっそりと佇んでいる。

不自然なほど場違いに思えるその鳥居は、周囲の空気を一層重くし、通る者に得体の知れぬ不安を与える。


灯台跡地(新開鼻灯台)の心霊体験談

実際にこの地を訪れた人の中には、昼間であるにもかかわらず背筋に氷を流し込まれたような冷気を感じ、後ろを振り返らずにはいられなくなった者がいる。

また、夜に訪れた際、暗闇の中で男の唸るような声を耳元で聞き、その場から逃げるように立ち去ったという話も存在する。

ある者は、護美神社の鳥居をくぐった瞬間に胸が締め付けられ、息が苦しくなったとも証言している。

理屈では説明できない、明確な「何か」がこの場所に巣食っているのは確かである。


灯台跡地(新開鼻灯台)の心霊考察

これらの現象は、かつてここが多くの人々の命に関わる場所であった歴史を物語っているのかもしれない。

灯台として海の安全を守る役割を果たす一方で、被爆者の遺体が流れ着き、さらに凄惨な事件が起きたとされるこの地は、悲劇と恐怖の記憶を幾重にも塗り重ねてきた。

そうした負の記憶は、人知の及ばぬ形でこの場所に刻まれ、今なお訪れる者に向けて何かを訴え続けているのだろう。

果たしてここで感じる冷気や聞こえる声は、単なる思い込みなのか。

それとも、忘れ去られた怨念が、人の気配を感じ取り必死に存在を示しているのか――。

いずれにせよ、この灯台跡地には容易に近づかぬ方が賢明であるのかもしれない。

不用意に足を踏み入れれば、見えない何者かに連れ去られてしまうかもしれないのだから。


灯台跡地(新開鼻灯台)の地図

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