白水大池公園のウワサの心霊話

福岡県春日市に位置する白水大池公園は、自然豊かで家族連れにも人気のスポットである。しかしその一方で、夜になると女性の霊や自殺にまつわる怪異が噂される、隠れた心霊スポットとしても知られている。今回は、白水大池公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


白水大池公園とは?

白水大池公園の桜

白水大池公園(しろうずおおいけこうえん)は、福岡県春日市に位置する自然豊かな公園である。

粕屋町の駕与丁池、直方市の感田池と並び、筑前三大大池のひとつに数えられる白水池を中心に整備されており、その面積はおよそ16ヘクタールにも及ぶ。

池を囲むように全長2.1kmの遊歩道が設けられ、園内には噴水や多目的広場、芝生広場、天文台「星の館」など多様な施設が点在している。

また春には桜の名所としても知られ、多くの花見客で賑わう場所でもある。

しかし、この美しく整備された公園には、もうひとつの顔がある。

日が沈んだ後、そこは静けさではなく、不気味な気配に包まれる場所へと変貌するのである。


白水大池公園の心霊現象

白水大池公園の心霊現象は、

  • 夜中にベビーカーを押す女性の霊が目撃される
  • 首吊り自殺が繰り返されたとされる桜の木が存在する
  • 女性の霊が公園内をさまよっているとの目撃情報
  • 近隣の心霊スポット・牛頸ダムに劣らぬ恐怖の場として囁かれている

である。以下、これらの怪異について記述する。

白水大池公園で最も有名な心霊現象は、「ベビーカーを押す女の霊」の目撃談である。

真夜中、公園内を歩いていると、遠くから“ギィ、ギィ……”と何かを引きずるような音が聞こえてくる。

その音の主は、薄暗がりの中、ゆっくりとベビーカーを押す女性の姿であるという。

だが近づいてみると、ベビーカーの中には何も乗っておらず、女性の顔も判然としない。

すれ違った瞬間、霧のように消えたという証言もある。

また、桜の名所として知られる公園の東側入口付近には、恐ろしい噂のある桜の木が存在する。

その木の前にある最初のトイレ付近で、過去に複数回の首吊り自殺があったとされる。

春になるとこの桜は見事な花を咲かせるが、それを見上げる誰もが、どこか言い知れぬ寒気を覚えるという。

夜になると、首を吊った影が枝に揺れているのを見たという報告もあり、この桜の木は“触れてはならない木”として知られている。

霊の正体が、実際に亡くなった自殺者たちかどうかは不明である。

しかし、女性の霊がこの場所にとどまり、今も何かを訴えようとしているかのような気配が絶えず感じられるのだ。


白水大池公園の心霊体験談

ある春の夜、公園を訪れた男性が奇妙な体験を語っている。

その夜は満開の桜をひと目見ようと、遅い時間にひとりで公園を歩いていたという。

東側の入口を入り、最初のトイレ付近に差しかかったとき、風もないのに桜の枝が激しく揺れていた。

不審に思って立ち止まったその時、枝の間に“誰か”が吊るされているような影が見えた。

慌ててその場を離れようとした彼は、後方から「赤ちゃんを見なかった?」というか細い声を聞いたという。

振り返ると、ベビーカーを押した白い服の女が立っていた。

しかしその顔は、目鼻がなく、ただ真っ白だったという――。


白水大池公園の心霊考察

白水大池公園における心霊現象の数々は、偶然の産物とは思えない一致を見せている。

複数の目撃談が共通して「女性の霊」「ベビーカー」「首吊りの桜の木」を語る点からも、何らかの因縁がこの場所に刻み込まれている可能性は高い。

特に、桜の木に関する自殺の記録が事実であれば、その場所に怨念が残留していても不思議ではない。

人が多く訪れる華やかな昼間とは裏腹に、夜の公園には別の“住人”がいるのかもしれない。

また、近隣の有名心霊スポット・牛頸ダムに比べて知名度は低いものの、白水大池公園の心霊話は局所的で具体性があり、その分リアリティと恐怖を際立たせている。

この公園を訪れる際は、どうか“夜”という時間帯に気をつけていただきたい。

うかつに足を踏み入れれば、もしかすると、あなたも“あの女性”に声をかけられるかもしれない――。


白水大池公園の地図

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。