香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)のウワサの心霊話

静かな公園として親しまれている香月市民の森。しかしその地下には、かつて多くの命が失われた炭鉱事故の記憶が眠っている。今回は、香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)とは?

香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)の外観

香月市民の森は、1986年に北九州市八幡西区に整備された自然公園である。

一見すると穏やかな森林公園だが、その地下には重苦しい歴史が眠っている。

元は戦時中の1944年4月に開坑された中鶴炭鉱第三坑が存在していた。

のちに新中鶴炭鉱と名を変え、1964年12月14日に閉山されるまで操業を続けた。

1957年11月25日には出水事故により18名の炭鉱作業員が命を落とすという大惨事が起きており、この事故が心霊のウワサの根を張る原因となっている。

現在でも石炭運搬路の一部と思われるコンクリートの遺構が、公園内にひっそりと残されている。


香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)の心霊現象

香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)の心霊現象は、

  • 炭鉱労働者と思しき男性の霊が現れる
  • 不気味な低い声が森の中から聞こえる
  • 子どもの「ねえ」という声が突然耳元で聞こえる
  • 女性のすすり泣くような声が聞こえる
  • 撮影した動画に人の顔のようなものが写り込む
  • トイレ裏での首吊りのウワサと、それに関連する異常現象

である。以下、これらの怪異について記述する。

炭鉱労働者の霊が現れるという話は、特に夜間の公園北側で多く報告されている。

現在は老人ホームが建っている付近で、かつての炭鉱入口があったとされており、事故で亡くなった作業員の霊が、今も地中を彷徨っているという。

また、森の奥から「うう…」という低くうめくような声が聞こえたという体験談も多い。

これらは動物の鳴き声では説明できないもので、どこからともなく空気を振るわせるように耳に届くという。

さらに、無人のはずの場所で「ねえ」と呼びかけるような幼い声が耳元で聞こえ、振り返っても誰もいないという現象も報告されている。

中には、女性の泣くような声を聞いたという者もおり、音にまつわる怪異が非常に多いのが特徴である。

心霊現象は音だけにとどまらず、撮影した映像や写真に、ありえない顔のような影が写るというウワサもある。

特にトンネル付近やトイレ裏での撮影には注意が必要だと言われている。

このトイレ裏には、過去に首吊り自殺があったというウワサもあり、その場所では寒気や耳鳴り、機械の誤作動といった異常現象が頻発するとの話もある。


香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)の心霊体験談

ある訪問者が夜に公園を訪れた際、誰もいないはずの道の奥から「おーい…」と呼びかけるような声を聞いたという。

懐中電灯を向けても何も映らず、声だけが闇に溶けていたという。

また別の人物は、昼間の訪問で動画を撮影していたところ、再生時に木の影の間からこちらをじっと見つめるような「顔のようなもの」が映り込んでいたと証言している。

その顔には目も口もなく、ただ黒い穴のようにぽっかりと開いていたという。


香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)の心霊考察

この場所に残る数々の心霊現象は、決して偶然では片付けられない。

歴史的に見ても、大規模な炭鉱事故や戦時中の過酷な労働環境が多くの命を奪ってきた背景がある。

また、自殺のウワサが残るトイレ裏など、過去の負の出来事が現在の心霊現象に影響しているとも考えられる。

特に「声」に関する怪異が多い点は、無念を訴える霊の意志が形を成して現れているとも捉えられる。

静かな自然の中に潜む怨念。それが香月市民の森の正体であるとするならば、ここはただの森林公園ではなく、“過去に囚われた魂の眠る場所”であるのかもしれない。


香月市民の森(新中鶴炭鉱跡)の地図

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