北九州市・東田2丁目に存在する「防火水そう」の標識周辺では、少女の霊の出現や写真に写る無数の顔など、数々の心霊現象が噂されている。普段は人通りの多い交差点で、なぜ恐怖の現象が起こるのか――。今回は、防火水そう(東田2丁目)にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
防火水そう(東田2丁目)とは?
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北九州市八幡東区にある東田2丁目の交差点。その一角に、赤い標識で「防火水そう」とだけ書かれた無機質な案内板が立っている。
場所は、枝光本町前田1号線と東田大通りが交わる交通量の多いスクランブル交差点であり、周囲にはスシローやイオンモールといった施設も立ち並ぶ。
一見すると何の変哲もない市街地だが、この「防火水そう」の標識周辺では、かねてより数多くの心霊現象が報告されてきた。
特に夜間や曇天の日など、視界がぼやけるような状況下で怪異が多発すると言われている。
防火水そう(東田2丁目)の心霊現象
防火水そう(東田2丁目)の心霊現象は、
- 少女の霊が現れる
- 標識の近くで顔が写る写真が撮れる
- 防火水そうから皿倉山を撮影すると異様な顔が複数写る
- 周囲を通ると視線を感じることがある
である。以下、これらの怪異について記述する。
まず最も有名なのが、「少女の霊」の目撃談である。
多くの通行人が、夜になると「防火水そう」と書かれた赤い標識のすぐ傍で、白いワンピース姿の少女が立ち尽くしているのを見たと証言している。
その姿は決して明確に見えるわけではなく、街灯の陰にぼんやりと浮かび上がるようにして現れるという。
次に、「写真に写る無数の顔」についてである。
この場所から皿倉山の方向にカメラを向け、特定の角度で写真を撮ると、空やビルの窓、木々の隙間などに、不自然な“顔”が多数写り込むことがある。
その顔は人間のようでもあり、どこか歪み、苦悶に満ちているように感じられる。
また、「視線の感覚」も頻発する。
昼夜を問わず、交差点付近を通行する人の中には、「誰かに見られている」「ついてこられているような気がする」と語る者がいる。
実際に振り返ってもそこには誰もおらず、ただ交差点の喧騒と赤い標識が立つだけの風景があるのみである。
防火水そう(東田2丁目)の心霊体験談
ある女性は、深夜に仕事帰りでこの交差点を渡っていた。
信号待ちをしていたそのとき、ふと視界の隅に白い何かが映った。
目を向けると、標識のすぐ傍に少女のような人影が立っていたという。
だが、再び視線を戻したときにはもうその姿はなかった。
その数日後、同じ場所でスマートフォンを構え皿倉山方向に夜景を撮影したところ、写真にははっきりと3つの顔が写っていた。
いずれも不気味に歪み、焦点の合わない黒い瞳で、カメラの向こう側をじっと見つめていた。
防火水そう(東田2丁目)の心霊考察
この場所で目撃される霊の存在や写真に写る顔は、単なる偶然や思い込みでは片づけられない。
赤い「防火水そう」の標識が立つこの交差点は、もともと事故の多発地点でもあると囁かれており、過去に失われた命が何らかの形でその場所に留まっている可能性がある。
また、皿倉山と直線で結ばれるこの視線のラインに、地元では「霊の通り道」が存在するとする説もある。
そこにカメラを向けることで、人知れず存在する霊的存在が像として残ってしまうのかもしれない。
街のざわめきにかき消されそうなほど静かに、だが確実にその場所は“何か”を抱えている。
誰かが立ち止まるたび、ふと振り返るたび、その存在が近づいてくるのかもしれない。
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