高知県四万十市の「四万十川・川遊び公園」は、清流沿いの自然豊かなキャンプ場として知られている一方で、過去に水難事故が起きた場所としても知られている。今回は、四万十川・川遊び公園にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
四万十川・川遊び公園とは?

四万十川・川遊び公園は、四万十川中流域・昭和地区に位置する広々とした芝生のキャンプ場である。
川に面した立地のため、川遊びやカヤック、ラフティングなどのアクティビティを楽しむ家族連れで賑わう場所である。
トイレや洗い場などの設備も整っており、1泊660円という安価で利用できる。
季節を問わず訪れる人は多いが、夜は人通りが途絶え、広大な河原に静寂が訪れる。
この場所は「四万十川の中でも何かが出る」と一部で囁かれており、キャンプ中に得体の知れぬ“手”に触れられたという話が伝わっている。
四万十川・川遊び公園の心霊現象
四万十川・川遊び公園の心霊現象は、
- 川遊び中に足をつかまれ、水中へ引きずり込まれそうになる
- 夜、肩を押さえつけられ溺れかけたという証言がある
- キャンプの夜、川面から人の声が聞こえる
である。以下、これらの怪異について記述する。
この公園では、かつて川遊び中に子どもが足をつかまれたという噂が絶えない。
まるで何かが下から引き寄せるように、水面へと引きずり込まれる感覚に襲われるという。
助かった者は少なく、溺れかけた者は皆「冷たい手のようなものに足首を掴まれた」と語る。
また、夜間に川辺へ近づいた者の中には「背後から肩を押さえつけられた」と話す人もいる。
振り返っても誰もおらず、ただ水音だけが響いていたという。
地元では、この場所で亡くなった小学生二人の霊が今も川辺に立つと噂されている。
キャンプ客の中には、夜更けに川面を覗くと水の中に“白い影”が浮かんでいたという証言もある。
静まり返った夜、遠くで聞こえる笑い声のようなものを耳にした者も少なくない。
明るい昼間には穏やかに見えるこの公園も、日が沈むとともに一変する。
川の流れが異様に重く、湿った気配が辺りを覆うという。
四万十川・川遊び公園の心霊体験談
ある利用者は、家族でキャンプをしていた夜、トイレに向かう途中で奇妙な音を聞いたという。
水辺から「ボチャン」という音がしたため懐中電灯を向けると、何かが沈んでいく影が見えた。
翌朝、確認してもそこには何もなかった。
また別の男性は、夜中にテントの外から「子どもの笑い声」が聞こえたという。
周囲を見渡しても他のキャンパーはおらず、川の方角だけがざわめいていた。
朝になっても、その笑い声の主は誰だったのか分からなかったという。
四万十川・川遊び公園の心霊考察
この場所の心霊現象は、過去に起きた水難事故と関係があると考えられる。
子どもの霊が未だ成仏できず、遊び相手を求めて川辺を彷徨っているのではないかと噂されている。
川遊びに訪れる人々の明るい笑い声が、かえって霊たちを呼び寄せるのかもしれない。
夜の川は決して静かなだけの場所ではなく、生と死の境界が曖昧になる“何か”が潜んでいる。
四万十川の美しい流れの裏には、人知れず沈む魂がある――それを感じ取った者だけが、この公園の“本当の姿”を見ることになるのである。
コメント