桃川峠は、新潟県関川村宮前と村上市桃川を結ぶ国道290号線の峠で、自然豊かで昭和の雰囲気が残るこの場所は、自転車旅行者にも人気がある。心霊スポットとしても有名で、沼エリアや旧国道エリアでは心霊体験をした者が多々いるという。今回は、桃川峠のウワサの心霊話を紹介する。

桃川峠とは？

桃川峠は、新潟県関川村宮前と村上市桃川の間に位置する国道290号線の峠で、自然豊かな景観と昭和の雰囲気が残る魅力的な場所である。

この峠は比較的勾配が緩やかで、自転車旅行者にも人気が高い。

しかし、桃川峠には注意が必要な点も多々ある。

土砂崩れが発生することが知られており、しばしば通行止めが実施されることがあるのだ。

また、数か所で路肩の崩壊が見られるため、通行する際は細心の注意が求められる。

特に冬季には、積雪によるスリップ事故が多発するため、車での通行は慎重に行う必要。

峠道の途中には狭い場所が点在し、無人の片側交互通行区間が複数存在する。このため、運転には十分な注意が必要である。

2003年6月には、頂上付近で熊が出没したこともあり、自然の脅威に対する警戒も欠かせない。

これらの理由から、桃川峠を訪れる際は十分な準備と注意が求められるが、その一方で、昭和の懐かしい雰囲気を味わえる貴重なスポットとして、一部の愛好者から根強い人気を誇っている。

詳細は分からないのですが、
深沢方面は救急車滑落の為NG
村上方面は桃川峠土砂崩れでNG
もし可能だとすれば荒川方面の国道290号線ですが、花立より内側に居ないと難しいかもしれません。 pic.twitter.com/0Lt6BgZNc1

— log (@Herz1989_) August 4, 2022

桃川峠の心霊現象

桃川峠の心霊現象は、

• 白い服の人影が笑ながら飛び出してくる
• 水害で命を落とした女性の霊が出る

である。村上市周辺では、この桃川峠が心霊スポットとして広く知られており、恐怖の伝説が語り継がれている。

訪れる者は皆、一度足を踏み入れれば、二度と戻れないかもしれないという恐怖に包まれる。

沼エリア

かつて、沼のような静かな場所で悲劇があった。

ある人が命を絶ったその場所では、今もなお奇妙な現象が起こると云われている。

夜の帳が下りる頃、沼の脇から白い服を着た人影が現れ、狂気じみた笑い声と共に飛び出してくるのだ。

誰もがその姿を見た瞬間、背筋が凍りつくという。

旧国道エリア

昔の国道290号線では、恐ろしい女の幽霊が現れる。

通りすがりのタクシーがその霊を乗せることが度々あり、運転手は皆、恐怖に震える。

彼女は峠の手前で乗り込み、峠を下り始めると忽然と姿を消す。

その女の霊は、昭和42年の羽越水害で命を落とした犠牲者（死者・行方不明者130人）の一人ではないかと囁かれている。

コメントありがとうございます！
桃川峠は村上市と関川村を繋ぐ峠道です⛰️
昔からタクシー怪談があるらしく、女性の霊が出ると言われています👻
訪れる際はどうか気を付けて下さい👍

— 新潟心霊スポット探検隊 (@KyuketsuXxx) May 4, 2024

桃川峠の恐怖 白い影と水害の犠牲者の霊

ある夏の夜、拓也、美咲、直樹の三人は、心霊スポットとして名高い桃川峠に向かっていた。

拓也はその場所の独特な雰囲気を写真に収めたかったし、美咲は心霊現象に強い興味を持っていた。

直樹は冷静に「ただの都市伝説だ」と言いながらも、友人たちに付き合っていた。

彼らが峠に着いたのは深夜だった。月明かりが薄暗く周囲を照らし、霧が漂う中、彼らは沼エリアに足を踏み入れた。

「ここが例の沼だよ」と拓也が言った。

美咲は周囲を見渡しながら、「この場所、すごく不気味ね」と呟いた。

突然、美咲が叫んだ。「あれ、見て！」。彼女が指差す方向を見ると、白い服を着た人影が沼の脇から狂気じみた笑い声を上げながら飛び出してきた。

拓也は恐怖でカメラを落とし、直樹はすぐに「ここから逃げるぞ！」と叫んだ。

三人は全力で車に戻り、旧国道エリアへと向かった。

車内で息を整えながら、美咲が言った。

「まだ終わりじゃないわ。この先にもっと怖い場所があるって聞いたことがある」。

旧国道に差し掛かったとき、タクシーの運転手がいたという話を思い出しながら、三人は慎重に進んだ。

突然、直樹がブレーキを踏んだ。

「見ろ、あれは…」前方に白い服を着た女性が立っていた。

拓也が恐る恐る車を進めると、女性はふらふらと車に乗り込んできた。

後部座席に座るその姿は、まるで生きているかのように見えた。

三人は息を呑んだまま、峠を下り始めた。

ふと気が付くと、女性の姿は忽然と消えていた。

「彼女は…」美咲が震える声で言った。

「羽越水害で亡くなった犠牲者の一人かもしれない」。

その後、彼らは何とか村上市に戻ることができたが、あの夜の恐怖は決して忘れることはできなかった。

桃川峠には、確かに何かが存在している。

その何かが、今も訪れる者を待っているのだろう。

その後、三人は二度と桃川峠を訪れることはなかった。

拓也のカメラには、あの夜の恐怖が写し出されていたが、その写真を見るたびに彼らは背筋が凍りつく。

桃川峠の恐怖の伝説は、今もなお語り継がれている。

桃川峠の場所・アクセス・地図

桃川峠の地図（Googleマップ）