民家に突如現れる首を失った古い地蔵像が二体、そして周囲には慰霊碑がある。夜になると、その静寂を打ち破る怪奇現象が起こるという。今回は、首無し地蔵のウワサの心霊話を紹介する。
首無し地蔵(五泉市)とは?
首無し地蔵は、五泉市の材木置き場と民家に挟まれた、ひっそりとした場所に、わずかながらの竹林が広がっている。
その中には、古い地蔵像が二つ立っているが、どちらも首がない。
周囲には、膝ぐらいの高さのお墓や慰霊碑がたくさん立ち並んでおり、そのほとんどが朽ち果てている。
地蔵の首は、地蔵の足元に転がっている有様だ。
この場所は、何か不気味な雰囲気を醸し出しており、誰も近づきたがらない。
首無し地蔵(五泉市)の心霊現象
首無し地蔵の心霊現象は、
- 落ち武者の霊が彷徨っている
- うめき声が聞こえる
である。住宅街の中ひっそりと佇む、首無し地蔵とその傍らに立つ供養塔。
周囲には青々と茂る木々が影を落とし、薄暗い空気が漂っている。
この地には、過去の歴史が何重にも重なり合い、未だにその影響が色濃く残っているという。
ウワサによれば、ここでは落武者の霊が彷徨っており、夜になるとその存在が現れるとされている。
ある者は、この地で恐ろしい体験をしたという。
夜の静まり返った中、住宅街の喧騒から離れ、この地に足を踏み入れたとき、突如として男のうめき声のような不気味な音を聞いたという。
その声は、まるで死者の呼び声のように耳に残り、深い恐怖をもたらしたらしい。
その日以来、彼はこの地を避け、その不気味な存在から逃れようと努めたが、その呪縛からは逃れることはできなかったのである。
五泉市の某住宅街にある供養塔と首無し地蔵。
— 新潟心霊スポット探検隊 (@KyuketsuXxx) May 2, 2021
以前この場所を探索していた時、用水路の水音に混じって男の呻き声をはっきりと聞いてしまった事がある。
しかもそれは一緒にいた友人にも聞こえていた😨
後に調べてみるとどうやらそこは心霊スポットらしく、落武者の霊が出るという噂のある場所だった😱 pic.twitter.com/57I4pT5yCl
影の中の武者 首無し地蔵(五泉市)の呪い
ある晩、勇気を振り絞って首無し地蔵の地に足を踏み入れた若者たちがいた。
彼らは、地元で首無し地蔵の伝説を耳にしており、その恐怖心と好奇心が彼らを駆り立てていたのである。
彼らが道を進むにつれ、深い静寂が彼らを包み込んでいく。
そこには、薄暗い光が地面に散らばり、不気味な影が揺らめいていた。
突然、彼らの耳に男のうめき声のような音が聞こえた。
それは、まるで死者の呼び声のように響き渡り、彼らの背筋を凍りつかせた。
彼らは恐怖に怯えながらも、その声の主を探すべく民家の中を進んでいく。
しかし、彼らの足取りは急速に重くなり、不安と恐怖が心を支配していく。
そして、彼らは不気味な地蔵と供養塔の前に立ち尽くす。
地蔵の周りには、膝ぐらいの高さのお墓や慰霊碑が立ち並び、その姿はまるで幽霊の集いのようだった。
すると、突如として木々の中から影が現れ、そこには武者の姿をした男が立っていた。
彼の目は空洞のように暗く、不気味なまでの威厳を漂わせていた。
若者たちは恐怖に震えながらも、武者の姿を見つめる。
その武者は静かに彼らを見つめ、そして深々と頭を下げた。
「ここは、我が眠る場所。静かに去れ。」
彼の声は、寂しさと哀しみに満ちていた。
若者たちはその言葉を受け止め、恐怖と共にその場を後にした。
彼らが去った後も、木々の中で武者の姿と男のうめき声が響き渡っていたのである。
首無し地蔵(五泉市)の場所・アクセス・地図
首無し地蔵(五泉市)の住所 | 日本、〒959-1761 新潟県五泉市本田屋490 |
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交通アクセス | 新潟市から国道459号/国道49号 と 県道17号 経由で46分 |
最寄りのバス停 | 愛宕原(徒歩8分)国道290号 経由 |
最寄り駅 | 五泉駅(徒歩1時間)県道403号 経由 |
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