後山隧道

後山隧道は、南魚沼市に佇む深遠なる存在である。闇の中にその姿を現し、昔の悲劇の余韻を静かに漂わせるこの場所は、不思議な力が宿るとされているという。今回は、後山隧道のウワサの心霊話を紹介する。

後山隧道とは?

県道58号線と県道59号線が錯綜する場所には、後山隧道がそびえ立つ。

この隧道は現在でも閉鎖されることなく通行可能であり、その姿を見ることができる。

かつては県道58号線が後山峠を越えてから、後山隧道を通る厳しいルートであった。

後山峠を越えてくると、巨大なアフロヘアのような後山隧道が待ち構えている。

旧道は後山隧道に至るが、現道がその手前を横切っているため、旧道を追う必要はない。

トンネルに興味があるならば、現道沿いの後山隧道をチェックできるし、旧道や峠に興味があるならば、後山隧道から延びる旧道を進むことができる。

欲張りな人には、後山隧道と後山峠をつなぐ欲張りなコースもあるが、四輪車は使用できない。

後山峠は車両通行が制限されているが、後山隧道は現在も開放されている。

後山隧道は巨大でありながら内部構造が立派で、後年に拡張された可能性がある。

幅は普通車同士の離合が可能であり、照明は設置されていないが、それは建設当時からそうであった可能性もある。

トンネルの反対側の坑口はカーブしており、雪の吹き込みを防ぐために意図的にこの形状が採用された可能性もある。

後山隧道手前には広大な敷地が広がっており、当初は資材置き場などの用途で使用されていたかもしれない。

現道は一村尾トンネルを通り、後山隧道の利用価値が低下したが、なぜ今でも通行可能なのかは不明である。

しかし、後山隧道が規制されていないため、旧道の厳しい行程を楽しむことができる。

後山隧道の心霊現象

後山隧道の心霊現象は、

  • 髪の長い女性の霊が出る
  • 4のつく日に通ってはならない(霊が最も出やすい)
  • 何者かの足音が聞こえる
  • 霊の声が聞こえる

である。南魚沼市にある後山隧道は、闇に溶け込むような静寂が支配する場所である。

夜に訪れると、周囲を包み込む漆黒の闇が、まるで終わりのない深淵の中に身を置いているような錯覚を覚える。

その中に、昔の悲劇の余韻が漂っているかのような気配が感じられるのだ。

ある体験者は、自転車でトンネルを進むと、後ろから異様な気配を感じた。

振り返ると、薄暗い光の中に、髪の長い女性の姿が浮かび上がったのである。

その女性は不気味な微笑を浮かべ、静かに彼を見つめていた。

そして、出口付近では、闇の中に無数の腕が舞い上がる姿が目撃されている。

その光景はまるで地獄の門が開かれたかのようで、恐怖を感じずにはいられなかったという。

また、トンネルにはあるタブーが存在する。

雨の降る4のつく日には、絶対に通ることができない。

その日に限って、霊たちが最も活発になり、不気味な現象が頻発すると云われている。

トンネルを抜け振り返ってみると、まるで誰かがそっと後ろからついてくるような気配が漂っているのである。

不気味な声が聞こえ、その声は時折、夜の静けさを裂くように響き渡る。

ある者は、何も感じられなかったようだが、霊感の強い者の耳にはその声がしっかりと届くという。

このトンネルには未知なる力が宿っており、その存在は今もなお謎に包まれている。

そして、夜に訪れる者は、その恐怖を目の当たりにすることだろう。

後山隧道の場所・アクセス・地図

後山隧道の住所 日本、〒949-7315 新潟県南魚沼市名木沢
交通アクセス 新潟市から北陸自動車道 と 関越自動車道 経由で1時間30分
最寄りのバス停 薮神中央(徒歩1時間3分)県道58号 経由
最寄り駅 浦佐駅(徒歩1時間30分)県道58号 経由

後山隧道の地図(Googleマップ)

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【管理人】狐憑きのたる

 

 

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