廃墟となった青島グリーンパークは、地元でひそかに心霊スポットと噂されている。かつて宿泊・レジャー施設として賑わいを見せたこの場所は、現在では不気味な雰囲気に包まれているという。今回は、青島グリーンパークにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
青島グリーンパークとは?
青島グリーンパークは宮崎県宮崎市に位置し、堀切峠の近くにあった宿泊・レジャー施設である。
その起源は不明だが、1980年代頃に開業したと考えられている。
国道からのゲートを通ると、売店や飲食店、八角屋根が特徴的なレストランがあり、その先には山の斜面に沿ってコテージが点在していた。これらの宿泊施設は「グリーンヴィレッジ」と呼ばれていた。
2001年頃に閉業し、長年放置された結果、建物は老朽化し廃墟と化した。
一部施設は2008年頃まで使われていた痕跡があるが、現在では自然に飲み込まれるように姿を変え、不気味な雰囲気を醸し出している。
この場所が心霊スポットと噂されるのも、その異様な雰囲気が原因であるという。
青島グリーンパークの心霊現象
青島グリーンパークで囁かれる心霊現象には以下のようなものがある。
- 写真に霊が写り込む
- 白い服を着た幽霊が現れる
- 子どもの笑い声や足音が聞こえる
- 肝試しに来た若者が帰りに事故に遭う
写真に霊が写り込む
訪問者が廃墟内で撮影した写真には、異様な影や人の形をしたものが写り込むとされる。
特にコテージ群や廃屋を撮影すると、その傾向が強い。
ある写真では、撮影者の友人が静止していたにもかかわらず、身体だけがブレて写り、頭部が潰れたように見えるものがあったという。
この写真を明るく調整すると複数の霊らしき存在が確認できると報告されている。
白い服を着た幽霊が現れる
廃墟の入り口やレストラン跡地で、白い服を着た女性が目撃されるという証言がある。
この幽霊は建物の隙間からこちらをじっと見つめるように現れるが、近づくと消えてしまうらしい。
子どもの笑い声や足音
廃墟内で、誰もいないはずの空間から子どもの笑い声や足音が聞こえるという体験談が寄せられている。
これらの音は夜間に多く報告され、突然現れては消える。
肝試しに来た若者が帰りに事故に遭う
肝試しに訪れた若者の間では、帰り道で交通事故に遭うという不吉な噂が広がっている。
あるグループの若者は、全員が訪問後1カ月以内にバイク事故に遭ったという。
これが偶然なのか、それとも霊的な影響なのかは定かではない。
青島グリーンパークの心霊体験談
写真に現れた不気味な影
「グリーンパークの入り口近くの廃屋で友人を撮ったところ、友人の体だけがブレていて、頭部がハンマーで潰されたように写っていました。その写真を明るくすると、幽霊のようなものが複数写り込んでいることに気付きました。この体験以来、もう行くことはありません。」
バイク事故の連鎖
「弟を含む男子高校生8人で肝試しに行き、写真を撮りまくったところ、体が半分に切れたように見える写真が撮れました。その後、全員が1カ月以内にバイク事故に遭いました。あまりの偶然に驚き、二度と行く気はしません。」
青島グリーンパークの心霊考察
青島グリーンパークで語られる心霊現象は、訪れる人々の心理的要因によるものが大きいと考えられる。
廃墟特有の荒れ果てた空間は、恐怖心や不安感を増幅させ、普通では感じない現象を「霊的なもの」と解釈させる可能性がある。
しかし、実際に不可解な写真や事故が発生している事例もあり、単なる偶然や心理的錯覚で片付けることができない部分もある。
青島グリーンパークは、心霊スポットとして語られる一方で、その危険性も高い。
廃墟の老朽化が進み、物理的な危険が存在するため、肝試し目的での訪問は慎重に検討すべきである。
コメント