香川県木田郡三木町に位置する旧仲村トンネル(立石トンネル)は、地元で「お化けトンネル」として知られ、多くの心霊現象が報告されている場所である。今回は、旧仲村トンネルにまつわるウワサの心霊話を紹介する。
旧仲村トンネル(立石トンネル)とは?
旧仲村トンネル(立石トンネル)は香川県木田郡三木町井上に位置し、全長約120メートルの素掘りトンネルである。
このトンネルは、昭和18年に竣工され、かつては高松市牟礼町と三木町を結ぶ重要な交通路として利用されていた。
しかし、1990年に新立石トンネルが開通したことで旧道となり、現在ではほとんど使用されていない。
このトンネルの手前にはかつてお地蔵様が祀られていたが、肝試しやいたずらの影響で破損し、新しいトンネルの方に移設されている。
このお地蔵様にまつわる噂話や心霊現象が、この場所を恐怖のスポットとして広めた一因となっている。
旧仲村トンネル(立石トンネル)の心霊現象
旧仲村トンネルで報告されている心霊現象は以下の通りである。
- お地蔵様が笑っているように見えたら無事に帰れない
- お地蔵様の祠の扉が開いていたら帰りに事故に遭う
- 女性の霊がトンネル内に出没する
- トンネルの壁に牛を人柱として埋め込んだという伝説
- 車に無数の手形が付着する
- トンネル内で子供の声が聞こえる
お地蔵様にまつわる怪奇現象
旧仲村トンネルの入口に祀られていたお地蔵様には不気味な噂が多い。
訪問者がお地蔵様を覗き込み、その顔が笑っているように見えた場合、無事に帰れないという言い伝えがある。
また、祠の扉が開いていると、帰り道で交通事故に遭うとも言われている。
この地蔵にいたずらをした者が事故で命を落としたという話もあり、地元では「決して触れてはならない」と警告されている。
女性の霊の目撃情報
白い服を着た女性の霊がトンネル内で目撃されることがある。
彼女はトンネルの中をゆっくりと歩き回り、訪問者の視界に突然現れる。
目が合った者はその後、不運に見舞われるとされている。
人柱伝説
このトンネルの建設時、牛を人柱の代わりとして埋め込んだという伝説が囁かれている。
壁の一部が赤く染まっている箇所があり、それが牛の血だと噂されることもある。
この話はトンネルの不気味さを一層際立たせている。
車に付着する手形
旧仲村トンネルを訪れた後、車の後部に無数の小さな手形が付着しているという話が多い。
その手形は白っぽく、指紋まで確認できることがあるとされる。
昼間に洗車したばかりの車にも現れるため、多くの訪問者が不気味さを感じている。
子供の声
トンネル内で子供の声がはっきりと聞こえるという体験談も多い。
その声は遊んでいるように楽しげだが、誰もいないトンネル内で聞こえるため、訪問者を恐怖に陥れる。
旧仲村トンネル(立石トンネル)の心霊体験談
体験談1
ある大学生が友人たちと肝試しで訪れた際、トンネルの前で車椅子に座った老人を見たという。
しかし帰り道ではその老人の姿は消えていた。
後日、友人たちに確認すると誰もその老人を見ていなかったという。
体験談2
別のグループがトンネルを訪れた際、帰りに車の後部に小さな手形が無数に付いているのを発見した。
その夜、運転手は悪夢にうなされ、翌朝には首に痣が残っていたと報告している。
体験談3
トンネル内でロウソクを立てていた若者たちが、子供の声をはっきりと聞いたという。
その後、車に急いで戻ると後部座席に見知らぬ子供が座っていた。
パニックになった彼らはその場から逃げ去ったが、車を降りると子供の姿は消えていたという。
旧仲村トンネル(立石トンネル)の心霊考察
旧仲村トンネルの心霊現象の多くは、訪問者の恐怖心やトンネル自体の不気味な雰囲気に起因している可能性が高い。
荒廃したトンネルや撤去されたお地蔵様、そして数々の伝説が、人々の想像力をかき立てていると考えられる。
しかし、体験談には実際に物理的な痕跡(手形や痣)や異常現象が含まれることも多く、単なる噂話や錯覚とは言い切れない部分もある。
人柱伝説やお地蔵様の呪いなど、古来の文化的背景が影響している点も見逃せない。
訪問を計画する際は、安全を第一に考え、不必要な恐怖心や迷惑行為を避けることが重要である。
興味本位の肝試しは、思わぬ事故やトラブルを引き起こす可能性があるため、慎重な行動が求められる。
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