稲永公園

稲永公園は、市民の憩いの場となっている公園でさまざまな施設を備えている場所であるが、心霊体験をしたという話もある。今回は、稲永公園のウワサの心霊話を紹介する。

稲永公園とは?

稲永公園は、昭和18年(1943年)に開園した公園で、サッカー場やスポーツセンター、野球場(6面)やテニスコート(16面)などを備え、運動公園として憩いの場となっている。

庄内川の河口と海に面した場所にあるため、ハゼ釣りでも有名な場所で、夜にはウナギも狙える場所らしい。

駐車場もあり、足場も良いため家族連れでも十分楽しむことが可能だ。

園内には、野鳥観察館や環境省の稲永ビジターセンターも設置されており、散歩やバードウォッチングなどさまざまな楽しみ方ができる。

稲永公園の心霊現象

稲永公園の心霊現象は、

  • 老婆が車内を覗き込む

である。この辺りは、戦時中に空襲により多くの犠牲者が出た場所として知られている。

50年程前には地下防空壕があったという。

15年程前には首吊り自殺がテニスコート付近の松林であったというウワサも。

交差点付近から駐車場側にかけて幽霊を見たという話が広まっており、駐車場では老婆の霊が車内から覗き込んでいたという話が有名だ。

夜間に車を停めて休んでいたところ、ふと目覚めるとリアガラスに老婆が張り付いて覗いていたらしく、恐怖したという体験談である。

老婆は、スーッと真横に移動してサイドウィンドウの方に顔を覗かしたらしいのだが、スーッと気づいた時には消えていたという。

老婆の姿は目から上しか見えなかったという話も。

車には手形などの痕跡はなかったらしいが、頭を上下せずスーッとスライドして移動した老婆が人間味がなく不思議だったらしい。

稲永公園の場所・アクセス・地図

稲永公園の住所 〒455-0845 愛知県名古屋市港区野跡5丁目
交通アクセス 名古屋から名古屋高速都心環状線/C1 経由で27分
最寄りのバス停 野跡駅[構内](徒6分)
最寄り駅 野跡駅(徒歩5分)金城ふ頭線 経由

稲永公園の地図(Googleマップ)

本記事は、「心霊現象の考察」シリーズの思想を踏まえて執筆している。
幽霊の存在を断定するのではなく、人間の認識や記憶、土地や出来事がどのように「心霊」という物語として語られてきたのか、という視点から整理を行っている。

なお、本サイト内には執筆時期の異なる記事が混在しており、すべての記事が同一の考察軸で統一されているわけではない。
現在、順次リライトを進めながら、心霊スポット記事を本シリーズの思想に沿った形へ更新している段階である。

最新の記事および更新済みの記事については、本考察シリーズを基準とした構成・文体で執筆している。
考察全体の方向性や思想については、総合目次ページを参照されたい。

心霊現象の考察|総合目次

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