横浜市中区にかつて存在した「マイカル本牧」は、バブル期に開業したショッピングモールで、多くの人々が集う場所だった。しかし、次第に衰退し、現在は再開発されて「イオン本牧」として知られている。その裏では、数々の心霊現象が報告されており、地元では恐れられている場所でもある。今回は、マイカル本牧にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
マイカル本牧とは?
マイカル本牧は、1989年にオープンした大型ショッピングモールで、複数の棟に分かれ、映画館や高級ブランドショップ、ホテルなどが入居していた。
本牧地区は第二次世界大戦後、アメリカ海軍に接収されていた歴史があり、その後、日本に返還された土地を開発して作られた施設である。
バブル経済の象徴的な存在だったマイカル本牧は、開業当初は大変な賑わいを見せたが、バブル崩壊と共に徐々に衰退し、2000年代には多くのテナントが撤退していった。
施設はその後、再開発され「イオン本牧」として新たな命を吹き込まれているが、その歴史の裏に潜む怪奇現象の噂は今なお消えていない。
マイカル本牧の心霊現象
マイカル本牧で報告されている心霊現象は、次の通りである。
- ホテルルファールの客室で女性の霊が現れる
- 2号館で女性の叫び声が聞こえる
- 鏡に人影が映り込む
- 誰もいない駐車場で足音が聞こえる
これらの現象は、施設が閉鎖される以前から報告されており、特に夜間に訪れた人々の間で多く目撃されている。
マイカル本牧にかつてあったホテル「ルファール」では、客室内で白い服を着た女性の霊が出現するとされていた。
この霊は、夜中に突如として現れ、消えるまで客が眠れないという噂があった。
また、2号館では、誰もいないはずの場所から女性の叫び声が響くことがあったとされ、特に夜間にこの現象が頻発していた。
叫び声は突然響き渡り、周囲には誰もいないという不気味な状況が繰り返し報告されている。
さらに、鏡に映るはずのない人影が映り込む現象もあり、特に2号館の廃墟となったエリアでは、鏡を覗くと後ろに誰かが立っているかのように見えるが、振り返ると誰もいないという体験が多く語られている。
駐車場では、誰もいないにもかかわらず足音が聞こえたり、車の周囲を何かが通り過ぎるような気配を感じた者も多い。
マイカル本牧の心霊体験談
元従業員によると、夜間に施設を巡回していた際、突然背後から足音が聞こえてきたことがあるという。
振り返っても誰もいないが、足音だけが確かに近づいてきたという恐怖体験を語っている。
また、ホテルルファールに宿泊したある客は、深夜に突然目を覚まし、客室の隅に立つ白い影を目撃したと証言している。
マイカル本牧の心霊考察
マイカル本牧で起きる心霊現象は、この場所がかつて米軍に接収されていたという歴史や、戦後に関連する事件が影響している可能性があると考えられている。
特に、周辺で起きた交通事故や、施設内で起きた悲劇的な出来事が、霊的な現象を引き起こしているのではないかという説が有力である 。
再開発が進む現在のイオン本牧であっても、かつての霊的な存在が完全に消え去ったわけではなく、今もなお残留していると考えられている。
この場所を訪れる際には、その歴史と背景に思いを馳せ、慎重に行動することが求められている
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