ノロ墓

沖縄のうるま市…平安座島から浜比嘉大橋を渡り、左に曲がるとハマガーの看板が見えてくる。その直ぐ近くに細い道があり、ノロ墓と書かれた標識があることを知らない方も多くいるはずだ。ノロ墓では鳥居のある神聖な雰囲気を感じることができる。今回は、ノロ墓のウワサの心霊話を紹介する。

ノロ墓にある厨子甕

ノロ墓の標識

ノロ墓には、大きなガマ(鍾乳洞の洞窟)もある場所。入り口のノロ墓と書かれた階段を上がっていくと鳥居が現れてくる。

鳥居をくぐる前と後とでは、空気感が一変したかのような不思議な風が吹いてきた。ノロ墓の内部には、大きな厨子甕(ずしがめ・ジーシガーミ)があるという。

厨子甕とは、沖縄では伝統的な大きな骨壺のことで、昔は骨を洗い骨壺に納める風習があったそうだ。

火葬が一般的ではなかった沖縄では、大きな骨壺・厨子甕が必要で、複数人の骨を納めるものも。

ノロ墓の内部になる大きな厨子甕を囲むように、小さな厨子甕も置いてあるらしい。

ノロ墓は神聖な場所

ノロ墓にある鳥居

ノロ墓は、冒頭でも少し話したが「ハマガー」の看板を少し過ぎた場所(小さな曲道)にある。

ノロの墓と書かれた標識がある場所が入口で、琉球石灰岩の階段を上がると鳥居があり、その目の前にはノロ墓がある。

ノロ墓の周りにはガジュマル等の木々が生い茂り、ノロ墓の奥には大きなガマ(鍾乳洞の洞窟)がある。

このガマは御嶽で、静寂な空間で祈りを捧げる所となっており、遊び半分で行く場所ではない。

ノロ墓の前では木漏れ日が、洞窟の中では太陽光が神秘的に照らす。

ノロ墓の麓には「ハマガー」という湧き水がでる井戸がある。毎年元旦に若水を汲む習慣がハマガであり、若返りの効果があると云われている。

又、生まれた赤ん坊の額に水をつける「ウビナディ」という儀式でも、ハマガーの湧き水が利用される。

ノロ墓にある大きなガマから滲みでた水滴が時間をかけてハマガーに湧き出ているのだろうか。御嶽の水…聖なる水ともいえる縁起の良い水とされているようだ。

ノロ墓の心霊現象

ノロ墓の心霊現象は、

  • 黒い人影をみた
  • オーブや発光体をみた
  • 心霊写真が撮れる

などである。ノロ墓は地元では神聖な場所とされているが、オーブを目撃したり、人影のような心霊写真が撮れるとウワサされている。

ノロ墓には夜中に1人でいくのは危険だと云われている。もしかすると、昼間の神聖な空気感が一変し、夜には他の霊が寄ってくる場所になっているのかも知れない。

ノロ墓ではやってはいけない事も存在するらしいので、失礼にならないよう祈りを捧げる場所という意識をもち行くのがいい。

ノロ墓の場所・アクセス・地図

ノロ墓の住所 〒904-2316 沖縄県うるま市勝連比嘉597
交通アクセス 那覇市から国道330号 経由で57分(浜比嘉平安座線238号沿い)
最寄りのバス停 比嘉港湾前(徒歩5分)県道238号 経由
最寄り駅 近くに駅はない

ノロ墓の地図(Googleマップ)

本記事は、「心霊現象の考察」シリーズの思想を踏まえて執筆している。
幽霊の存在を断定するのではなく、人間の認識や記憶、土地や出来事がどのように「心霊」という物語として語られてきたのか、という視点から整理を行っている。

なお、本サイト内には執筆時期の異なる記事が混在しており、すべての記事が同一の考察軸で統一されているわけではない。
現在、順次リライトを進めながら、心霊スポット記事を本シリーズの思想に沿った形へ更新している段階である。

最新の記事および更新済みの記事については、本考察シリーズを基準とした構成・文体で執筆している。
考察全体の方向性や思想については、総合目次ページを参照されたい。

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