雫石・慰霊の森は、1971年に発生した全日空の旅客機と航空自衛隊の戦闘機が空中で衝突し、162名もの命が犠牲となった場所として知られている。今回は、雫石・慰霊の森(森のしずく公園)のウワサの心霊話を紹介する。
雫石・慰霊の森(森のしずく公園)とは?
雫石・慰霊の森(森のしずく公園)は、1971年7月30日に岩手県雫石町上空で発生した全日空の旅客機「ボーイング727」と航空自衛隊の戦闘機の衝突事故により命を落とした162名の犠牲者を追悼するために整備された場所である。
事故当時、全日空の旅客機は空中分解し、乗客・乗員全員が命を失った。
地元住民の証言によれば、墜落現場では「空から人の雨が降った」と表現されるほど、衝撃的で凄惨な事故だった。
事故後、この地に慰霊碑や慰霊堂が建てられ、現在は「森のしずく公園」と名を変えて、霊的な安らぎを願う場所として訪れる人々のために整備されている。
しかし、その場所は単なる慰霊のための土地ではなく、訪れる者に恐怖をもたらす心霊スポットとしても知られるようになった。
雫石・慰霊の森(森のしずく公園)の心霊現象
雫石・慰霊の森(森のしずく公園)では、多くの恐怖の心霊現象が報告されている。以下のような異常現象が、訪れる者たちを震え上がらせてきた。
- 不可解な音の目撃
- 奇妙な影の目撃
- 車両の異常
- 無理に体を引き寄せられる感覚
上記の心霊現象について、さらに詳しく説明すると、次のような状況で現れることが多い。
不可解な音の目撃
慰霊の森に訪れる者たちの多くが、物音を耳にしたと証言している。
それらはしばしば「カサカサ」や「カツン」という足音に似た音で、何かが後ろを歩いているように感じさせる。
だが、振り返ってもそこには誰もいない。
これらの音が時折、不気味に続くことがあり、訪れる者はついには恐怖を感じ、急いでその場を立ち去ることになる。
奇妙な影の目撃
森の中や慰霊碑の近くで、人影を見たという証言が多い。
これらの影は、はっきりとした形で見えるわけではなく、目を凝らしても詳細は見えないが、まるで誰かが木々の間を歩いているように感じられる。
何度も振り返るが、常に空虚な景色が広がっている。
これが続くと、訪問者は自分の精神状態に不安を抱くことになる。
車両の異常
慰霊の森周辺で車を運転していた者たちがしばしば経験する異常。
車が動かなくなり、エンジンがかからないことが多く、周囲は静寂に包まれている中、車内に異常な重圧を感じることがある。
また、車の外に血の手形がついていたり、車の後ろに無数の手形が残っていることもあり、これを不気味な現象と感じる者も多い。
無理に体を引き寄せられる感覚
夜間、慰霊の森を訪れた者がその場を離れようとすると、足元に異常な重みを感じ、まるで誰かに引き寄せられるような感覚に襲われることがある。
振り返ると、霊的な存在が近くにいるかのように感じ、何か不穏な力に引き寄せられているように思えてならない。
雫石・慰霊の森(森のしずく公園)の心霊体験談
以下は、実際に雫石・慰霊の森で体験された心霊体験談の一部である。
夜中に車で訪れた際、異常を感じる
一人で慰霊の森に行ったところ、入り口で強い嫌な感じを覚え、その後しばらく何かに追われるような感覚に襲われた。
見えない何かが後ろに迫ってきているように感じ、恐怖に駆られて全力で車を走らせて逃げた。
仲間が霊に追われた体験
友達と一緒に慰霊碑まで行き、特に何も感じなかったが、帰る途中、友達の一人が突然霊に追われていると言い出し、車の後ろに3〜4人分の手形がついていた。
携帯で写真を撮ったところ、撮影した写真は何の前触れもなく消えてしまった。
帰宅後、何度もその写真を確認しようとしたが、いつの間にか完全に消えてしまっていた。
階段を登る際の異常音
階段を登っている最中、草を踏みしめるような音や小石が転がる音が常に背後から聞こえた。
恐怖から、誰も後ろを振り向くことなく進み続け、慰霊碑に到達したが、その後ライトが急に消えて真っ暗になり、恐怖が頂点に達した。
雫石・慰霊の森(森のしずく公園)の心霊考察
雫石・慰霊の森で報告される心霊現象は、1969年に起きた悲劇的な事故の犠牲者たちが残した強い霊的なエネルギーによるものだと考えられる。
この事故では、多くの無念を抱えたまま命を落とした人々が多かったため、霊的な存在として現れることは不自然ではない。
事故の凄惨さと悲しみが、心霊現象として形を変え、訪れる者に不気味な影響を与え続けているのだろう。
また、慰霊の森という場所が心霊スポットとして有名になることに対し、地元住民や遺族からは不快感の声が上がることもある。
しかし、霊的な現象を感じた者にとっては、決してこの場所を訪れることを軽視してはならないと強く警告しているようである。
コメント