富山県内最大の繁華街、総曲輪通り商店街。その隣に立つ空き家、通称『総曲輪の廃墟』。かつては多くの人が住み着いていたが、30年以上前から誰も住む者が絶えてしまったという。今回は、総曲輪の廃墟のウワサの心霊話を紹介する。
総曲輪の廃墟とは?
総曲輪通り商店街は、中央通り商店街(さんぽ〜ろ)や西町商店街と隣接し、富山県内で最大の繁華街を形成している。
富山西武近くの空き家「総曲輪の廃墟」は、昔は借りる人が多くいたらしい。
30年以上前から借りる人がぱったりといなくなったという。
現在は駐車場となり、廃屋は撤去されている。
総曲輪の特徴
総曲輪は1丁目から4丁目に分かれており、それぞれ異なる特徴がある。
- 1丁目
夜に賑わう歓楽街で、スナックやバーなどが集まる場所。
ここは暴力団排除地域で、みかじめ料のやりとりが禁止されている。
- 2丁目
国道41号線と総曲輪通り商店街の北側に位置し、本願寺富山別院が中心。
近年は飲食店が増え、週末の夕方以降に賑わう。
- 3丁目
県下最大の商店街で、総栄通りと平和通りに挟まれている。
主要な店舗には総曲輪フェリオやグランドプラザがあり、賑わいがある。
- 4丁目
3丁目の西側に位置し、旧総曲輪小学校を中心とした地区。
総曲輪レガートスクエアが2017年に完成し、地域包括ケア施設や専門学校がある場所だ。
総曲輪の廃墟の心霊現象
総曲輪の廃墟の心霊現象は、
- 枕元にお婆さんが座っている
- 怪奇現象が多く、家主が頻繁に入れ替わる
である。総曲輪の廃墟は心霊マニアたちの間で「出る」と有名。
なんでも総曲輪にあるこの建物は、何度も家主が変わった。
以前の住人たちは夜中に寝苦しくなり、目を覚ますと枕元にお婆さんが座っている光景を目撃したそうだ。
心霊現象が頻繁に起こるため、住人たちはすぐに引っ越してしまうという。
近隣の人々も、シャッターが開いている姿を一度も見たことがないとのこと。
ストリートビューで確認すると、おそらく電話ボックスの前にある廃墟であると思われる。
1階は店舗で、2階は住居になっている。
かつて桜橋電車通り沿いにあった『総曲輪の廃墟』は、現在は駐車場となり、廃屋は撤去されている。
廃墟の呪い
ある寒々とした夜、富山の総曲輪にある廃屋で、恐ろしい出来事が起きていた。
太郎は地元の住人で、その廃屋のウワサを聞きつけて興味津々だった。
彼は心霊現象に興味があり、この廃墟が心霊マニアたちの間で「出る」と云われていることを知っていた。
ある晩、太郎は友人の悠子と共にその廃屋を訪れることになった。
扉を開けると、古びた家具が目に入った。
1階は薄暗く、不気味な雰囲気がただよっている。
2階に上がると、そこには昔の住人たちが残したかのような静寂が広がっていた。
窓から差し込む月明かりが、部屋を幽玄な雰囲気で包んでいる。
突然、太郎の耳には誰かの呼び声が聞こえたような気がした。
彼は急いで周りを見渡すが、誰もいない。
不安に駆られながらも、太郎は2階の寝室へと足を運んだ。
寝室に入ると、そこには予想通りの光景が広がっていた。
枕元に座るお婆さんの霊が、夢うつつの中で彼に微笑みかけていた。
恐怖に身を震わせながらも、太郎は勇気を振り絞り、悠子と共にこの場所を後にした。
その後も、太郎はこの廃屋の怖い話を友人たちに語り継いだ。
総曲輪の廃墟の場所・アクセス・地図
総曲輪の廃墟の住所 | 日本、〒930-0028 富山県富山市荒町3 |
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交通アクセス | 富山市から城址大通り 経由で5分(徒歩13分) |
最寄りのバス停 | 西町(徒歩3分)平和通り/県道6号 と 桜橋電車通り/県道43号 経由 |
最寄り駅 | 中町(西町北)(徒歩1分)桜橋電車通り/県道43号 経由 |
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