県民公園太閤山ランド内にある女池は、美しい景観とは裏腹に、尼僧の人柱伝説と共に恐ろしい心霊現象が語られている。今回は、県民公園太閤山ランドの女池のウワサの心霊話を紹介する。
県民公園太閤山ランドの女池とは?
富山県の設立100周年を記念して、1983年(昭和58年)に開園した太閤山ランドは、広さ118万平方メートルの大規模な都市公園である。
この広大な敷地内にはボート池、展望塔、芝生広場などさまざまな施設があり、夏には大きなプールもオープンしている。
また、四季折々の花々が楽しめる花の名所としても知られ、一年を通して多くの人々が訪れる。
女池の歴史と伝説
太閤山ランド内にある女池(めいけ)は、南北朝時代以前の旧黒河村に作られた黒河用水の水源として、その歴史の古さを物語っている。
この池には古くからの人柱伝説が伝わっている。
昔、この地域では度々堤防が決壊する問題があった。
村人たちはその解決策を模索していたところ、一人の尼僧が自ら人柱になることを志願。
尼僧を人柱にして堤防を再建すると、それ以降堤防は一度も決壊することがなくなり、この池は「女池」と呼ばれるようになったのである。
鬼沢池との関係
かつて、女池と鬼沢池は地続きで、水路で結ばれていた。
しかし、現在では県道七美線の盛土によって切り離されている。
これにより、女池はその旧来の役割を終え、現在は太閤山ランドの一部として存在している。
太閤山ランドの池(女池)の由来。
— たかはし@富山 (@eagleduck) February 1, 2020
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県民公園太閤山ランドの女池の心霊現象
県民公園太閤山ランドの女池の心霊現象は、
- 尼僧の化身の白蛇が池から顔を出す
- 尼僧の霊が涙を流している
- 池から何者かの視線を感じる
である。富山県射水市にある県民公園太閤山ランドは、1983年7月16日に「にっぽん新世紀博覧会」の会場として華々しくオープン。
しかし、その美しい園内には不気味な伝説がひっそりと息づいている。
特に、公園北東の駐車場近くにある女池(めいけ)には、恐ろしい人柱伝説が語り継がれているのだ。
昔、この地には雨が降るたびに決壊する堤防を抱えた池があった。
村人たちは幾度も修復工事に追われ、途方に暮れていた。
そんな折、ある尼僧が現れ、自ら人柱になると志願した。
村人たちは涙ながらに尼を人柱にして堤を造り直した。
すると、不思議なことに、それ以降どんなに雨が降っても堤は決壊しなくなったのである。
村人たちは尼の犠牲に感謝し、この池を「女池」と呼ぶようにした。
しかし、この美談には恐ろしい異説が存在する。
実は、尼僧は自ら志願したのではなく、無理やり人柱にされたというのである。
村人たちは、旅の尼僧を捕え、恐怖の中で無理やり堤に埋めたという。
尼僧は無念のうちに亡くなり、その怨霊が女池に宿ったとされている。
雨が降るたびに、池の中央から大きな白蛇が顔を出す光景が目撃されている。
この白蛇は、人柱になった尼僧の化身だと囁かれている。
彼女の怨霊が白蛇に姿を変え、無念を晴らすために現れるのだ。
さらに恐ろしいのは、尼僧の遺体が現在も池の下流側水門脇に立ち姿で埋められているという話である。
夜になると、水門の周囲には不気味な雰囲気が漂い、誰も近づこうとはしない。
ある者は、尼僧の霊が夜な夜な水門近くをさまよい、無念の涙を流していると証言している。
訪れた人々の中には、池の中から何かがじっと見つめているような視線を感じる者もいるそうだ。
県民公園太閤山ランドの女池の場所・アクセス・地図
県民公園太閤山ランドの女池の住所 | 日本、〒939-0311 富山県射水市黒河 |
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交通アクセス | 津市から県道44号 と 県道9号 経由で27分 |
最寄りのバス停 | 太閤山ランド前(徒歩13分) |
最寄り駅 | 婦中鵜坂駅(徒歩1時間38分)県道62号 経由 |
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