旧蔵原トンネル｜ウワサの心霊話

旧蔵原トンネル

富山県南砺市に佇む旧蔵原トンネル。廃道となったその存在感は、周囲の知られざる心霊現象と共に語り継がれているという。今回は、旧蔵原トンネルのウワサの心霊話を紹介する。

旧蔵原トンネルとは？

旧蔵原トンネルは、富山県南砺市に位置する廃トンネルで、周辺には全国的に知られる牛首トンネルやシゲタ動物薬品工業があるため、比較的目立たない存在。

トンネルの全長は大体100m弱くらいらしい。

このトンネルは昭和18年（1943）に完成し、昭和30年（1955）に改修工事が行われた。

当時は南砺市から金沢方面への主要な道路だったが、幅が狭くすれ違いが難しいという弱点があった。

自動車の普及とともに問題が顕在化し、昭和62年（1987）に新蔵原トンネルが開通。

それに伴い、旧蔵原トンネルは次第に利用されなくなった。

平成24年（2012）頃には車の通行も停止され、現在は廃道として残っている。

旧蔵原トンネルの状態と特徴

トンネルを進むと、コンクリートの法面がなくなり、手掘りのトンネルが現れる。

崩落防止のためにコンクリートが施工されているが、多くのシミのような箇所があり、地下水による侵食と腐食が進行している。

トンネルの中央部から出口方向を見ると、本来はアスファルトで舗装されているはずの部分が確認できない。

代わりに、壁から剥がれた石や土砂などが見られ、この状態では車の通行が危険。

トンネルが終わると、よく見かけるスノーシェイドが現れ、大きく右にカーブする。

旧蔵原トンネルの心霊現象

旧蔵原トンネルの心霊現象は、

  • 兵士の霊が出る
  • 少女の霊が出る
  • 声が聞こえる

である。旧蔵原トンネルは富山県南砺市に位置し、心霊的な噂が絶えない場所として知られている。

このトンネルは昭和18年（1943）に完成し、ガダルカナル島の戦いの惨敗との関連が囁かれているらしい。

戦死者や餓死者が続出したこの戦いの影響が、トンネルに不気味な雰囲気をもたらしていると考えられているようだ。

新蔵原トンネルの開通後、ほぼ使用されることがなくなり、周囲が山々に囲まれているため、昼間でも足を踏み入れるのが躊躇われるほどの不気味な場所となっている。

また、道が旧道として扱われ、街灯もないため、夜間の立ち入りはさらに控えられている。

閉鎖された旧トンネルからすぐ近くの新トンネルでは、令和2年（2020年）4月24日にひき逃げによる死亡事故が発生している。

闇に囁く者

昭和18年、旧蔵原トンネルの建設が完成した。

その地には、兵士たちの無念な霊が彷徨っているというウワサが立ち込めていた。

ある晩、地元の若者たちが不気味な雰囲気のトンネルに立ち入った。

彼らは少女の姿をした幽霊に遭遇したという。

幽霊は静かに立ち尽くし、その目は哀しみに満ちていた。

「助けて…」と、ぼんやりとした声が聞こえた瞬間、彼らの背筋に寒気が走った。

翌日、村にはその出来事が伝えられ、人々はトンネルを避けるようになった。

それでも、時折、夜の闇に少女の姿が浮かび上がるという。

新蔵原トンネルが開通し、旧蔵原トンネルは閉鎖された。

だが、その場所に立ち入る者はまばらだった。

山々に囲まれ、街灯もないため、昼間ですら足を踏み入れるのが躊躇われる場所と化していた。

ある晩、新トンネル近くでひき逃げ事故が発生。

その一部始終は闇に包まれていたが、事件の影響か、再び新たな霊の存在がウワサされるようになった。

彼らはまだ何かを訴えているのだろうか。

闇に潜む子供たち

これは、肝試しの出来事の実話です。

トンネルの入り口にはツタが垂れ下がり、日中でも寂しい雰囲気がただよっていました。

手にしたライトで、明かりのないトンネルに足を踏み入れたものの、恐怖が全身を包み込みました。

数メートル進むだけで、その雰囲気に押し潰され、もう一歩も踏み出せなくなってしまいました。

しばらくたった後、引き返す決断をしました。

友人のアパートに戻り、夜を明かすことにしました。

その後、別の友人から電話がありました。

電話の向こうからは、子供たちのはしゃぐ声が聞こえるとのことでした。

旧蔵原トンネルの場所・アクセス・地図

旧蔵原トンネルの住所 日本、富山県南砺市
交通アクセス 富山市から北陸自動車道 経由で44分
最寄りのバス停 川合田温泉（徒歩18分）国道304号 と 県道42号 経由
最寄り駅 福光駅（徒歩1時間6分）国道304号 経由（車で7分）

旧蔵原トンネルの地図（Googleマップ）

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