吹上トンネルには、新旧の3つのトンネルがあり、特に古い2つのトンネルでは心霊現象のウワサが絶えない。新しいトンネルは利便性が向上したが、古いトンネルでは幽霊の存在や不気味な出来事が報告されているという。今回は、吹上トンネルのウワサの心霊話を紹介する。
吹上トンネルとは?
吹上トンネルは、主に3つのトンネルがある。
- 新吹上トンネル
- 吹上トンネル(旧吹上トンネル)
- 旧・吹上隧道(旧旧吹上トンネル、古吹上トンネル)
ちなみに心霊のウワサがあるのは、古いトンネルの2つである。
新吹上トンネル
平成5年(1993年)に開通した新吹上トンネルは、東京都道53号青梅秩父線に位置し、全長604メートル、幅7.0メートル、高さ6.3メートル(限界高4.7メートル)である。
この新しいトンネルの供用開始により、自動車は古い2つのトンネルの下を通ることとなり、峠道を通る必要がなくなった。
その結果、利便性が向上している。
新トンネル内部は上り勾配になっており、またダンプカーなどの大型車両の通行も多いため、排気ガスが充満しやすい環境だ。
そのため、トンネル内には換気用のジェットファンが設置され、常時稼働している。
この新吹上トンネルは平成元年(1989年)10月に竣工。
吹上トンネル(旧吹上トンネル)
吹上トンネル(旧吹上トンネル)は東京都道53号青梅秩父線の旧道に位置し、平成5年(1993年)に新しい吹上トンネルが開通したことで、旧道は車止め柵が設置され、遊歩道として利用されるようになった。
昭和28年(1953年)に竣工し、全長は245メートル、幅は5.5メートル、高さは4.8メートルである。
自動車の通行は不可能ですが、旧道自体は現役の都道として維持されている。
トンネル内部は徒歩や自転車で通行可能だが、路面には苔が生え、雨天時は特に滑りやすくなっている。
また、トンネル内部は両端の出口が低くなっており、自然排水が行われている。
このため、トンネル上部から流れてくる水が周辺の旧道に流れ込み、黒沢側の旧道は水浸しになることもあるそうだ。
昼間はトンネル内の照明が消されることがあるため、通行時には注意が必要だが、現在ではトンネル内部の電灯は新しいものに交換され、以前よりは比較的明るくなっているという。
旧・吹上隧道(旧旧吹上トンネル、古吹上トンネル)
一方、旧・吹上隧道(旧旧吹上トンネル、古吹上トンネル)は、明治37年(1904年)に竣工した東京で初の道路トンネルであり、現在は通行が不可能となっている。
旧・吹上隧道(古吹上トンネル)は、全長112メートル、幅3.3メートル、高さ2.8メートルである。
このトンネルの坑口は平成21年(2009年)3月に封鎖され、立ち入りが禁止されている。
また、トンネル北側の古道もほぼ廃道状態であり、路盤の崩落が見られるなど、歩行も難しい状態である。
旧Fトンネルと旧旧Fトンネルトンネル
— おりはさむ (@ori_hasam) October 27, 2023
こと旧吹上トンネルと旧旧吹上トンネル
心霊スポットということよりガラの悪い落書きだらけだという方が怖かった pic.twitter.com/CNGjjTaRti
吹上トンネルの心霊現象
吹上トンネルの心霊現象は、
- 幼女の泣き声が聞こえる
- 背後から複数の霊に追いかけられる
- 白い女性の霊が現れる
- 心霊写真が撮れる
- 女性のささやき声が聞こえる
- 足音やうめき声が聞こえる
である。旧吹上トンネル、そして旧旧吹上トンネル、その名を聞いただけで背筋が凍るほどの恐怖が込み上げてくる。
不可解な心霊のウワサがあるのはこの2本のトンネルである。
旧旧吹上トンネル
特に東京都・青梅市にあるトンネル「旧旧吹上トンネル」は明治37年(1904年)に開通されたが、その歴史は暗く、忌まわしい事件が絡みついているのである。
かつてこの地で繰り広げられた斬殺事件は、今なおその影響が尾を引き、旧旧吹上トンネルは東京の代表的な心霊スポットとなっているのだ。
あの惨劇では、一家のうち4人が惨殺され、残る1人も深い傷を負ったと伝えられている。
トンネル手前の廃屋はその事件の舞台とされ、今でもその不気味な面影を残しているという。
真っ暗な木造の廃屋は、廃墟となる前は居酒屋として賑わっていたというが、今やただの廃墟となり、そこにかつて人の気配があったとは思えない。
また、平成元年に発生した連続幼児誘拐殺人事件の犯行現場が、この旧旧吹上トンネルだったというのだ。
犯人の宮崎勤は、犯行前にこの場所を訪れ、その暗いトンネルで幼い命を奪うことを企んでいたというのだ。
心霊現象として「幼女の泣き声が聞こえる」とか、「背後から複数の霊に追いかけられる」というものである。
現在、この呪われしトンネルは金網で封鎖されているが、その金網は宮崎勤によって破られ、誰もが入り込めるように破られているという話までウワサされている。
このトンネルに近づくだけで身震いが止まらず、霊感の強い者はますます近づくことができないらしい。
これほどまでに霊的な現象が起こる場所、それが旧旧吹上トンネルである。
夜になれば、そこには様々な不気味な音や幻聴が襲いかかる。
果たして、その恐怖と闘いながら、誰がこの呪われしトンネルを越えられるだろうか?
旧吹上トンネル
旧旧吹上トンネルだけでなく、昭和28年(1953年)に施工された「旧吹上トンネル」でも心霊体験の奇怪なウワサが多々ある。
天井に照明があるが、中は昼間でも薄暗く湿った空気が漂い不気味な雰囲気を醸し出している。
トンネル内には壁のシミが人の形になっており、まるで白い女性のように浮かび上がっているのである。
強い霊感を持つ者たちの中には、旧吹上トンネルの入口に近づくだけで、氷のような寒気に包まれ、その先に進むことができなくなるという報告が多い。
トンネルの内部には、何百もの不気味なシミが広がっており、その中には前述の白い服を着た女性の顔のように見えるものもあるという。
ある日、勇気を振り絞ってこのトンネルを訪れた若者たちの中には、軽い気持ちで顔を見てやろうという者がいた。
彼らが帰路に着くと、突如としてバイク事故に遭遇した。
その中の一人は、トンネル内で見たはずの白い服を着た女性の顔のシミを一切見なかったと自信満々に話していたが、トンネルを出るときには彼の顔が急速に白く変わり、震えが止まらなくなっていたという。
その光景を目の当たりにした仲間たちは恐怖に包まれ、しかし不安は的中し、再び新たな犠牲者が出る結果となった。
この恐るべき場所、旧吹上トンネルに軽い気持ちで足を踏み入れることは決して勧められない。
特に霊感の強い者たちにとっては、これ以上近づくことは不可能とさえ言われている。
しかし、霊感が少ない者でも、その場所に足を踏み入れた途端に襲われる耳鳴りや寒気は、トンネルを離れてからも長く続くという。
この恐ろしい現象は、時に自宅に戻ってからもその者を執拗に苦しめるのだ。
吹上トンネルの場所・アクセス・地図
吹上トンネルの住所 | 日本、東京都青梅市 |
---|---|
交通アクセス | 新宿区から中央自動車道/富士吉田線/西宮線/長野線 経由で1時間22分 |
最寄りのバス停 | 坂下(徒歩16分)吹上トンネル 経由、黒沢(徒歩20分) |
最寄り駅 | 青梅駅(徒歩1時間10分)都道53号 経由 |
コメント