富山県の小矢部市にたたずむ子撫川ダム(こなでがわダム)は、小矢部川水系の制御を担う多目的ダム。しかし、その厳かな姿とは裏腹に、かつては自殺者たちの呼び水として知られていたという。今回は、子撫川ダムのウワサの心霊話を紹介する。
子撫川ダムとは?
子撫川ダム(こなでがわダム)は、富山県小矢部市に位置し、小矢部川水系子撫川のダム。
このダムは、上水道の給水や洪水調節、既得取水の安定化、河川環境の保全を目的としている。
傾斜遮水壁型のロックフィルダムで、昭和53年(1978年)に完成した。
当初は昭和51年(1976年)の完成が目指されていたが、第一次オイルショックや建設資材と人件費の高騰などにより、完成は昭和53年(1978年)6月1日に遅れることになった。
ダム湖では釣り人がちらほら見られる。
岩石が敷き詰められた斜面には野花が咲き、のどかな雰囲気が漂う。
高所が苦手な人でも気軽に訪れられるだろう。
ダム自体は下流の田園風景も楽しめるが、トイレの環境が少し暗く、入りづらい感じがある。
ゴミのポイ捨て防止のため、周辺には自販機がないので、水分は持参し、ゴミのマナーを守ると良いだろう。
駐車スペースもあり、車での来訪も安心とのこと。
休日には管理者が在駐しており、ダムカードやスタンプももらえる。
子撫川ダム pic.twitter.com/4pjyEVrvwM
— しん (@sinyaizu) November 21, 2019
子撫川ダムの心霊現象
子撫川ダムの心霊現象は、
- 女性の霊が出る
である。子撫川ダム(こなでがわダム)は昭和53年(1978年)に完成した多目的ダム。
以前は自殺の場所として知られており、橋からの飛び降りや焼身、森での首吊りなどが頻繁に起こっていたという。
この現象が何かに引かれて起こっているのではないかとのウワサもあった。
ダムの入口には公衆トイレがあり、ここで女性の霊が出るというウワサが広まっている。
友達グループが釣りに来て、全員が女性の霊を目撃したという話も。
また、子撫ダムにかかる出川橋でも霊の目撃談が伝えられている。
子撫川ダムの怪異体験
ある寒い冬の日、友人たちと子撫川ダムに訪れた。
ダムは静寂に包まれ、岩石がゴロゴロと散らばっている斜面が広がっていた。
「ここは何かがあるって噂だよね。霊的なこととか」と、友人の一人がつぶやいた。
ダムの入口にある公衆トイレは暗く、どこか幽暗な雰囲気が漂っていた。
中に入ると、薄汚れた仕切りが目につき、不気味な空間が広がっていた。
「ここで女性の霊が出るって話だよね。本当かな?」と、もう一人の友人が不安げに言った。
その瞬間、何かがそっと風に乗って聞こえてきたような気がした。
しかし、それはただの風の音かもしれないと自分に言い聞かせた。
夜が更け、ダムの周辺は静かな闇に包まれた。
出川橋を渡ると、足元で何かがかすかに光っているように見えた。
「あれは一体…?」と、友人たちは固まった。
その光はゆっくりと近づいてきた。
突如、女性の姿が浮かび上がった。
透明な存在が優雅に踊っているかのようだった。
「見て!女性の霊だ!本当にいるんだ!」と、友人たちは声を荒げた。
驚きと恐怖が入り混じったその瞬間、霊は静かに手を振り、消えていった。
その後、私たちは驚きと興奮冷めやらぬままダムを後にした。
あの体験が現実なのか幻なのか、心の中でずっと考え続けることになるだろう。
子撫川ダムの場所・アクセス・地図
子撫川ダムの住所 | 日本、〒932-0005 富山県小矢部市 宮中字新村 |
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交通アクセス | 富山市から北陸自動車道 経由で56分 |
最寄りのバス停 | 小野(徒歩56分)県道267号 経由 |
最寄り駅 | 石動駅(徒歩2時間8分)県道74号 経由(車で16分) |
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