重川は、昼間は美しい景色が広がり、癒しの場所として親しまれているが、夜になると不気味な雰囲気に包まれるという話がある。今回は、重川のウワサの心霊話を紹介する。
重川とは?
重川は、山梨県山梨市と甲州市を流れる富士川水系笛吹川の支流で、全長は約18キロメートル。
柳沢峠の下から発し、裂石温泉・雲峰寺周辺を経て甲府盆地へと流れ、最終的に山梨市と笛吹市の市境で日川と合流し、笛吹川になる。
この合流点付近は昔から「甲斐の三大水難所(万力堤、近津堤、竜王堤)」として知られている。
重川の心霊現象
重川の心霊現象は、
- 角隠しを付けた生首が飛んでいる
- 生首の霊が憑いてくることがある
である。重川は昼間は美しい景色で癒やしを与えてくれる場所だが、夜になると不気味な雰囲気に包まれるという。
特に夜の重川の河川敷では、角隠しを付けた生首の霊が出ることが有名である。
もし水面に白い物体が見えたら、すぐに逃げることをお勧めする。
重川の生首呪い
夜、重川の河川敷は静寂に包まれていた。
月の光が枝葉に絡みつき、幻想的な光景を織り成している。
足音を消し、T君とH子は河辺に立ち、水面を見つめていた。
すると、遠くから聞こえるかすかな囁きが二人の耳に触れた。
言葉の意味はつかめないが、不穏な空気が身体を這いずる。
突如、水面に白い物体が現れる。T君は息を呑んで見つめる。
その白いものは、角隠しをした生首だった。
歪んだ顔が水に映る様子は、言葉にならない恐怖を与えた。
寒気が背筋を伝い、身体を縛り付ける。
花子の声が震えて聞こえる。
「逃げて!」二人は恐怖に駆られて全力で走り出した。
重川の名は、その夜から呪われたものとなった。
生首の呪いは人々の心に刻まれ、闇の影として残り続けたのである。
重川の場所・アクセス・地図
重川の住所 | 日本、山梨県 |
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交通アクセス | 山梨市からしおごみち 経由で13分 |
最寄りのバス停 | 千野橋(徒歩2分)大菩薩ライン/国道411号 経由 |
最寄り駅 | 塩山駅(徒歩12分)県道38号 経由 |
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