四尾連湖

四尾連湖は、東京都心からも近く車で2時間ほどで到着することができる湖である。未だ手つかずの残る自然豊かな静かな湖であるが、伝説が存在しており、心霊スポットと云われることも。今回は、四尾連湖のウワサの心霊話を紹介する。

四尾連湖とは?

四尾連湖は、標高850メートルの山上に位置する神秘的な小さな湖で、周囲は約1.2キロメートルである。

この湖は雨乞い伝説を伝える場所であり、湖の神は「尾崎龍王」という龍神とされている。

湖畔の桜やカエデ、クヌギなどの紅葉は四季折々に美しく、ハイキングや登山が楽しめるため、自然を満喫したい人に人気のスポットとなっている。

湖畔施設としては水明荘や龍雲荘という山荘・キャンプ場もある。

昔から四尾連湖には雨乞いの伝説が残っており、数百年前の話として、二人の侍兄弟が湖に住む怪牛を射止めたが、その犠牲になったと伝えられている。

干ばつが続いていたその年、兄弟の犠牲が通じたのか、間もなく大雨が降り出したという逸話も。

それ以来、干ばつの時には兄弟の墓に詣でて牛の頭を湖に沈めて雨乞いを行う習慣が続いてきたとされている。

四尾連湖は古くは「志比礼湖」とも「神秘麗湖」とも呼ばれていましたが、尾崎龍王という龍神の伝説から「四尾連湖」という名前が広まったと云われている。

昭和34年(1959年)には山梨県立自然公園に指定され、今もその美しい自然が保たれている。

四尾連湖の心霊現象

四尾連湖の心霊現象は、

  • 鬼の頭が現れる
  • 牛の頭が現れる
  • 着物姿の女性の霊が現れる

である。四尾連湖では、伝説に登場した鬼の頭や牛の頭が現れると云われている。

夜の丑三つ時にこの場所に行くと、湖と同じ大きさの巨大な牛の生首・鬼の生首が出現が現れるというウワサが広まっている。

実際に体験した者の話は不明であるが、都市伝説として語られているようだ。

この地域では、牛の首については所説伝わっている。

一つ目は、牛の首を投げ込むという方法がこの地区では伝わっており、投げ込まれた牛の怨念が形となり湖の中から現れるという説。

もう一つは、この土地に頭が牛の姿をした鬼が住んでおり、武士と死闘を繰り広げた末に一太刀で鬼の頭を切り飛ばし、湖の中に落ちた。

その鬼の怨念が切り落とされた首となり、湖の上に浮かんでくるという説。

詳細不明であるが、深夜に着物姿の女性の霊が現れるという話もある。

四尾連湖の怪牛と雨乞いの伝説

昔、暑い夏の日、たくましい武者修業風の兄弟が四尾連湖に訪れた。

兄は湖の美しい眺めを楽しんでいましたが、弟は突然倒れ息絶えてしまった。

湖面を見ると、怪物のような姿が現れ、湖面を荒らし始めた。

兄は弓と矢で怪物を攻撃し、見事に命中させたが、怪物の反撃により兄も倒れてしまった。

村人は兄弟を山頂に手厚く葬り、供養をしました。その場所は「でっち」と呼ばれるようになった。

兄弟の死後、その夏は長く日照りが続き、作物は枯れてしまった。

しかし、彼らの犠牲が通じたのか、間もなく雨が降り、村人は救われた。

それ以来、旱魃が続くと、近郷の農民は牛の首を背負って山に登り、兄弟の墓に詣でてから湖畔を回り、湖水に牛の頭を投げ入れ雨乞いの儀式を行うと、たちまち激しい雨が降ると伝えられているという。

四尾連湖の場所・アクセス・地図

四尾連湖の住所 日本、〒409-3602 山梨県西八代郡市川三郷町山保
交通アクセス 山梨市から県道409号 経由で1時間
最寄りのバス停 駅前通り一丁目(徒歩2時間44分)県道409号 経由(車で22分)
最寄り駅 鰍沢口駅(徒歩2時間44分)県道409号 経由(車で22分)

四尾連湖の地図(Googleマップ)

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【管理人】狐憑きのたる

狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。