夜泣き石

静岡県掛川市佐夜鹿にある夜泣き石は、夜になると泣くという伝説があり、遠州七不思議のひとつとして知られているという。今回は、夜泣き石のウワサの心霊話を紹介する。

夜泣き石とは?

遠州七不思議の一つで、広重の「東海道五十三次」にも描かれている場所でもある。

名物 子育て飴の小泉屋横の石段を30m程登った先に夜泣き石は祀られている。

現在、夜泣き石の前には賽銭箱のような物が置かれており、石の刀傷が浅いためか石の傷を発見することは難しいらしい。

かつては道路の真ん中にあったのだが、通行の邪魔になるため、移動しようとしたところ、滝沢馬琴が「祟りがあるぞ」と言って、そのままにされたという話も。

後にこの場所で、この石を東京で見世物にしようとして大失敗した後、再びこの場所に戻され、祀られるようになった。

地元に詳しい人によると、このような経緯があったようだ。

大きな丸石で、重さは300貫(約1,125kg)あるそうだ。

東京銀座松阪屋に昭和11年(1936年)に開催された静岡県物産展に夜泣き石が展示された際に、エレベーターに載せるため、計測したそうだ。

現在の夜泣き石の横にある石灯籠は、その時に戴いたものらしい。

夜泣き石の伝説

夜泣き石は、静岡県の掛川市佐夜鹿にある石で、夜になると泣くという伝説がある。

伝説によると、その昔、身重の女性がこの峠に住んでいた。

ある日、この女性が菊川の里(現 静岡県菊川市菊川)で仕事をしている最中に陣痛が始まり、中山の丸石の松の根元付近で苦しんでいた。

そこにある男が通りかかり、心配に思い寄り添っていたのだが、その男は金が女にあると分かると、お金を奪うため女性を斬り殺してしまったという。

しかし、その時に女性の傷口から子供が生まれた。

女性は死亡したが、斬りつけられた傷口から、そばにあった丸石に女性の霊が乗り移ったらしい。

その後、夜になると丸石が毎晩泣くことで、里のものに恐ろしがられた。

だが、その石があったおかげで、生まれた子供が久延寺の和尚によって無事に発見され「音八」と名付けられた。

その後、生まれた子供は大和の国の刀研師に弟子入りし、すぐに評判の高い刀研師になった。

ある日、客が持ってきた刀を見た音八は、刃こぼれしていることに残念がった。

客は、自分が十数年前に妊婦を殺した際に石にあたったことを告白。

それを聞いた音八は、この客が自分の母を殺した犯人であることを知り、恨みを晴らすために彼を倒した。

この話を聞いた弘法大師(空海)は、この石に仏号を刻んで祀った。

なお、この伝説は、同様のものが遠州の人・西村白鳥によって記された随筆「煙霞綺談」でも伝えられている。

夜泣き石の心霊現象

夜泣き石の心霊現象は、

  • 赤ん坊の鳴き声が聞こえる
  • 女性の霊に憑依される

である。霊的な噂では、伝説に基づいた不可思議な出来事がよく話題になっている。

例えば、平成15年版(2003年版)の「東海怨念地図」には、人々が経験したという赤ん坊の泣き声や、お石に憑依されたという話が載っているそうだ。

夜泣き石というのは、久延寺の敷地内と国道1号線にある二つの場所にあるが、本物は国道1号線にあると云われている。

夜泣き石という名前の通り、夜になると石から泣き声が聞こえるという。

声の主は女性または赤ん坊だとされており、この石に触れると女性の霊に憑依されて呪われるという話もあるそうだ。

里の人たちは「お石の幽霊だ」と言って、丸い石を夜泣き石と呼び、恐れているという。

この場所で、過去に女性の霊を見たという体験談が多々あるという話がある。

夜泣き石の場所・アクセス・地図

夜泣き石の住所 〒436-0002 静岡県掛川市佐夜鹿
交通アクセス 富士市から新東名高速道路/第二東海自動車道 経由で約1時間分
最寄りのバス停 菊翠茶農協前(徒歩8分)県道381号 経由
最寄り駅 金谷駅(徒歩56分)東海道 経由

夜泣き石の地図(Googleマップ)

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