青野ダム・御旅橋は、兵庫県三田市にある静かな景観のダム湖だが、数多くの心霊現象が報告されている場所でもある。特に、「リカちゃんを探す少女の霊」や「水面に映る不気味な人影」、「夜釣り中に聞こえる謎の声」など、不可解な怪異が囁かれている。今回は、青野ダム・御旅橋にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
青野ダム・御旅橋とは?

青野ダムは兵庫県三田市にある多目的ダムで、昭和63年に完成した。
貯水容量は約1510万㎥で、青野川と黒川をせき止める形で造られた。
周囲には湖畔公園が点在し、釣りやボート遊びが楽しめる憩いの場となっている。
しかし、その穏やかな景観の裏には、恐ろしい噂が絶えず囁かれている。
特に、ダムにかかる「御旅橋」周辺では不可解な心霊現象が頻発しており、多くの釣り人や訪問者が奇怪な体験をしている。
青野ダム・御旅橋の心霊現象
青野ダム・御旅橋の心霊現象は、
- 水に落ちたリカちゃん人形を拾おうとした少女が霊となり現れる
- 夜釣りをしていると「私のリカちゃん知らない?」と声をかけられる
- 白いワンピースを着た少女が宙に浮いているのを目撃される
- 地蔵のそばで赤ちゃんの泣き声が聞こえる
- 水面に細長い人影が映る
である。以下、これらの怪異について記述する。
少女の霊とリカちゃん人形
御旅橋では、夜釣りをしていると「私のリカちゃん知らない?」と少女の声が聞こえるという。
この少女はかつてダムの水面に落ちたリカちゃん人形を拾おうとして転落し、そのまま帰らぬ人となったとされている。
それ以来、彼女の霊はさまよい続け、自分のリカちゃん人形を探しているのだろうか。
ある釣り人は、夜釣り中に白いワンピースを着た少女が橋のたもとに立っているのを目撃した。
しかし、よく見ると少女の足は水面から数センチ浮いていたという。
恐怖に駆られた釣り人が目をそらし、再び視線を戻すと少女の姿は消えていた。
地蔵と赤ちゃんの泣き声
御旅橋のたもとには、ひっそりと佇む地蔵がある。
この地蔵は、ダムで行方不明になった子供や水難事故で命を落とした者の霊を鎮めるために置かれたとされている。
しかし、深夜になると、どこからともなく赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるという。
声のする方を探しても、そこには誰もいない。まるで、地蔵の前で泣き続ける亡霊のようだ。
水面に映る細長い影
夜、ダムの水面をのぞき込むと、自分の影とは異なる「細長い人影」が映ることがあるという。
それは、まるで手を伸ばし、誰かを水の底へと引きずり込もうとしているかのようだった。
青野ダム・御旅橋の心霊体験談
体験談① 釣り人の恐怖
ある夜、青野ダムで釣りをしていた男性が、バックから飲み物を取り出そうとしたとき、視界の端に「細くて長い人影」が一瞬見えた。
驚いて振り向いたが、そこには何もなかった。
ただ、彼の足元の水面には、ぼんやりとした影が揺れていたという。
体験談② 消えた少女
数年前、真夏の昼間に御旅橋を訪れた男性が、地蔵の反対側の橋の入り口で少女の霊を目撃した。
その少女は白いワンピースにレースの帽子をかぶり、可愛らしい笑みを浮かべていた。
しかし、よく見ると彼女の足は地面に着いていなかった。
「お兄ちゃん、一緒にリカちゃん探してくれない?」という言葉を聞いた瞬間、彼は全身が凍りつき、無我夢中で車に駆け込んだ。
その後、落ち着いて考えた彼は、「あの時、橋のたもとにいたヘラ釣り師は無事だったのだろうか…」と不安になったという。
青野ダム・御旅橋の心霊考察
青野ダムや御旅橋では、水難事故が多発しており、それに関連する霊の目撃情報が後を絶たない。
特に、少女の霊に関する話は数多く、ダムに転落して命を落とした子供の霊が目撃されている可能性が高い。
また、御旅橋の地蔵が設置されていることからも、過去にこの地で悲劇的な出来事があったことがうかがえる。
地蔵のそばで聞こえる赤ちゃんの泣き声は、亡くなった子供たちの無念の声なのかもしれない。
さらに、水面に映る細長い影の正体については、水死者の霊が自分の存在を知らせるために現れているとも考えられる。
あるいは、青野ダムで命を落とした霊が、新たな犠牲者を求めているのかもしれない…。
青野ダム・御旅橋は、ただの観光スポットではなく、未知の存在が今もなお息づいている場所なのかもしれない。
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