大分県日田市の「夜明温泉」と呼ばれる廃墟旅館。この場所には数々の恐ろしい心霊現象が報告されており、心霊スポットとして知られている。今回は、夜明温泉にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
夜明温泉とは?
夜明温泉は、大分県日田市夜明地区にかつて存在した温泉旅館である。
JR夜明駅から近く、国道386号線と筑後川の間に位置していた。
黄色と淡いピンクの外壁、RC構造の2階建て一部3階建ての建物は、当時の地域のランドマーク的存在だった。
施設内にはプールもあり、従業員用の建物も併設されていたという。
1975年以前には既に営業していたが、2008年前後に突如として閉鎖。閉館の理由は経営不振ではなく、反社会的勢力による乗っ取りが原因とされている。
この事件が引き金となり、オーナーはショックのあまり自ら命を絶ったという。
2018年時点でも建物は廃墟として現存しており、蔦が絡まり、外壁は黒ずみ、見る者に異様な雰囲気を感じさせる。
近隣に存在する現役の「夜明薬湯温泉」とは別の施設である。
夜明温泉の心霊現象
夜明温泉では以下のような心霊現象が報告されている。
- 男性の霊の目撃
- 女性や子供の霊の目撃
- 誰もいないのに聞こえる足音やうめき声
- 「夜明の間」での異常現象
これらの現象は特に夜間に集中し、「夜明の間」と呼ばれる広間で頻繁に起こると言われている。
男性の霊の目撃
旅館を乗っ取られたオーナーの霊が出没すると言われている。
館内を彷徨う男性の影が目撃されることが多く、彼の存在を感じたという人々は、その場所に立ち入るのをためらうほどの恐怖を語る。
特にオーナーの最後の思念が残る1階の「夜明の間」で頻繁に目撃されるという。
女性や子供の霊の目撃
夜明温泉内では、オーナー以外にも女性や子供の霊が現れるという報告がある。
彼らの正体や背景は不明だが、「廃墟を徘徊する子供の足音」や「薄暗い廊下で不意に現れる女性の顔」が多く語られている。
誰もいないのに聞こえる足音やうめき声
深夜、静寂に包まれた廃墟内で、突然足音が響くという体験談が後を絶たない。
それだけでなく、低いうめき声がどこからともなく聞こえ、追い詰められるような感覚に襲われるという。
「夜明の間」での異常現象
「夜明の間」と呼ばれる広間では、特に心霊現象が多発するとされる。
部屋の隅に現れる霊的な影や、急に冷気を感じる現象、さらには天井や壁から奇妙な音が聞こえることもあるという。
夜明温泉の心霊体験談
実際に夜明温泉を訪れた者たちの体験談では、「廃墟内に入った途端、全身に重い圧迫感を覚えた」「誰もいないはずの大浴場から足音が聞こえた」「ふと振り返ると、影がこちらをじっと見つめていた」など、不気味な出来事が語られている。
こうした体験談が、この場所をさらに恐怖の対象としている。
夜明温泉の心霊考察
夜明温泉で起こる数々の現象は、反社会的勢力による乗っ取り、そしてオーナーの悲劇的な死といった過去の出来事が原因であると考えられる。
特にオーナーの怨念は強く、この場所に深く刻み込まれている可能性が高い。
また、女性や子供の霊については、旅館の過去に隠された悲劇があったのではないかとも推測される。
これらの心霊現象は、この地に残された負のエネルギーの影響によるものかもしれない。
夜明温泉は、ただの廃墟ではない。過去の記憶と霊的な存在が今もそこに息づいているのだ。
訪れる際は、決して軽い気持ちで踏み入れないように注意が必要である。
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