赤迫池のウワサの心霊話

大分県大分市にある「赤迫池」には、古くから数々の不気味な噂が囁かれている。築造の際に人柱が立てられたという伝説や、自殺の名所であるという話、さらには心霊写真が撮れたという体験談まで――。今回は、赤迫池にまつわるウワサの心霊話を紹介する。


赤迫池とは?

赤迫池の外観

赤迫池(あかさこいけ)は、大分県大分市丹川に位置する灌漑用の人工池である。

築造は1662年(寛文2年)、当時の臼杵藩主の命を受けた奉行・安野氏によって行われたとされる。

歴史的な価値も持ちつつ、近年では“いわく付き”の場所として、心霊スポットとしても名を広めている。

池は現在フェンスで封鎖されており、車での進入は不可能となっている。

不法投棄対策がその理由とされるが、まるで何かを閉じ込めているかのような異様な雰囲気が漂っている。


赤迫池の心霊現象

赤迫池の心霊現象は、

  • 男性の霊が目撃される
  • 心霊写真が撮影される
  • 肝試しに訪れると事故に遭うという噂
  • 池の築造時に生贄が捧げられたという人柱伝説

である。以下、これらの怪異について記述する。

男性の霊が目撃される

赤迫池を訪れた者の中には、池の淵や林の影に「男性の霊」を見たという証言が後を絶たない。

その姿は無言で佇んでおり、決して近づこうとはしない。ただ、視線だけはハッキリとこちらを捉えているという。

振り返ると消えていることが多いが、強烈な寒気と異様な胸騒ぎを感じるという。

心霊写真が撮影される

池の周囲、とくに会社施設の近くのフェンス付近では、何の変哲もない景色を写したはずの写真に、白い手や顔のようなものが映り込んでいたという報告がある。

昼間に訪れても薄暗く、どこか重たい空気を感じさせる場所である。

肝試しに行くと事故に遭う

「赤迫池で肝試しをすると帰り道に事故に遭う」という噂は、地元では知らぬ者がいないというほど有名である。

バイクで訪れた若者が、帰り道で倒木に直撃され大怪我を負った例もある。

偶然とは思えないようなタイミングで、不運が訪れるという。

人柱の伝説

最も背筋が凍るのは、池が造られた当時の“人柱”の伝説である。

赤迫池の水が枯れることを恐れた人々が、生贄として何人もの命を池に捧げたという話が囁かれている。

その血が染み込み、池は“赤い池”となった――名前の由来が“赤土”ではなく“血”であるとする声も、今なお絶えない。


赤迫池の心霊体験談

ある投稿者の話では、夜中に友人と原付バイクで山中を走行中、急に尿意を催し、池とも知らずに暗がりで立ち小便をしたという。

すると、友人がふざけて池に向かって石を投げた。

その直後、走行中に突如現れたトラックの通過によって風が起き、道脇の倒木が友人の頭に直撃した。

命に別状はなかったものの、その場所が「赤迫池」であったことを後に知ったという。

自殺や殺人があったと噂されるその池で、無礼な行為をしたことへの報いであったのかもしれない。


赤迫池の心霊考察

赤迫池は、古くから農業用水として地域の人々にとって欠かせない存在であった。

しかし、その重要性と引き換えに、何か“負のエネルギー”が蓄積されていったのではないかと考えられる。

人柱伝説が真実か否かは定かではないが、池の建設に関わった者の中に、事故や病で命を落とした者がいた可能性は否定できない。

あるいは、その死者の霊が「人柱」として語られるようになったのかもしれない。

また、名前の“赤”の由来が「丹=赤土」であるという説は確かに信憑性がある。

だが、それでもなお人々の心に「赤=血の池」として恐れられる背景には、目に見えぬ異変や実際の事故があったからこそであろう。

現在はフェンスで閉ざされた赤迫池。

しかし、その先に広がる闇には、いまだ語られぬ何かが潜んでいる気配がある。決して軽い気持ちで踏み込むべき場所ではない。


赤迫池の地図

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