細川旅館、かつては石川県小松市に佇む廃墟。その心霊現象にまつわるウワサは、大浴場の血で書かれたお経、不気味なラップ音、そしてヤクザの霊が出るといったもの。今回は、細川旅館のウワサの心霊話を紹介する。
細川旅館とは?
細川旅館は、石川県小松市にかつて存在した宿泊施設で、「く」の字に2つの建物が連結された3階建ての建物だった。
昭和41年(1966年)にはすでに西側の道しか存在せず、その後に開業したと考えられている。
平成14年(2002年)には既に廃墟として言及され、窓ガラスが損壊しているなどの状態だった。
ウワサによれば、従業員の自殺が原因で営業不振となり閉業し、肝試しに来た人が地下の大浴場で血で書かれたお経を見たとか、新興宗教団体が借り受けているなどの心霊的な話も広まっていた。
ただし、実際には地下は存在せず、浴場は1階にあった。
平成6年(1994年)には建物は1棟になり、1993年ごろに閉業し、その後火災で西側の建物が焼失したとされている。
東側の建物には1階が大浴場で、2階と3階が和室の客室だった。
平成21年(2009年)時点でも建物は残っていたが、壁面などが腐食しているなど、荒れた状態。
令和4年(2022年)5月までに解体され、更地になっているとのことである。
細川旅館わず。怖かった pic.twitter.com/XSnKRuT6
— 中川凌太 (@NoTsurugi) November 17, 2012
細川旅館の心霊現象
細川旅館の心霊現象は、
- 大浴場に血で書かれたお経がある
- ラップ音が頻繁に聞こえる
- ヤクザの霊が出る
である。1993年ごろに廃業したある旅館には、さまざまなウワサが広まっていた。
一説には、某宗教団体がその後の管理を行い、また別の噂では暴力団の拠点にされていたと云われている。
心霊現象としては、1階の大浴場に血で書かれたお経があるとか、ラップ音が頻繁に聞こえる、過去に自殺したヤクザの霊が出るなどが報告されていたという。
ただし、ウワサには混乱が見られるようで、この旅館の浴場は1階にあり、地下の浴場は別の廃旅館に関する話と混同されているようだ。
宗教団体に関しては、2階にある「たけ」と呼ばれる部屋に祭壇のようなものがあるとの情報もあり、その形式から天理教の分派ではないかとの推測もある。
現在では、細川旅館自体が草木に覆われ、自然に同化している状態だったらしい。
宗教団体が占拠し始めたのは廃業後と云われているが、これは無断で入り込んで占拠する行為が正式な宗教ではないという見方もある。
細川旅館の闇 - もうひとりのBくん –
深夜、小松市に広がる漆黒の闇。仲間たちは心霊の冒険者Aくんの導きで、異世界とも思える細川旅館に足を踏み入れた。
その場所は、地元の人々によって“呪われた場所”として語り継がれていた。
Aくんは冷静な態度で仲間たちを誘導し、夕闇に紛れて旅館へ忍び寄った。不気味な雰囲気が建物に漂い、友人たちは期待と恐怖の入り混じった気分に包まれた。
しかし、この場所が通常の心霊スポットとは異なることを感じる者がいた。
Aくんが異変を感じる中、仲間たちは普段の冒険と同じように楽しんでいるように見えた。
だが、彼らは気配りとしていたAくんの異変に気づいていた。
まるで細川旅館だけが彼らを異次元のような領域に引き寄せているかのようだった。
やがてAくんが「帰ろう」と提案すると、他の仲間たちは戸惑いながらもその提案に従った。
だが、この恐怖の冒険の結末は、帰りの車中で始まる。
同じ車内にいたBくんが、突如として変わり果てた姿に変わる。
彼の顔は死人のように青白く、うつむいたまま何も話さなかった。
他の仲間たちは心配そうに声をかけたが、彼はまるで生気を失ったように何も返さなかった。
Aくんは「疲れただけかもしれない」と思い、Bくんを送り届けることにした。
しかし、その後の出来事は友人たちを恐怖の淵に引きずり込むこととなる。
Bくんを送り届け終えた後、Aくんの自宅の近くで謎の電話がかかってきた。
電話口の声はBくんのものだった。彼は驚くべきことを告げる。
「俺、ずっと細川旅館にいるんだけど!」と言いながら、再び友人たちを驚かせた。
仲間たちは再び細川旅館へ向かう。
そして、そこにはあまりにも不可解な真実が彼らを待ち受けていた。彼らが最初に車で送り届けたはずのBくんが、再び細川旅館で彼らを出迎えていたのだ。
そのBくんは、まるで死んだ者のような顔つきで、うつむいたまま恐怖を宿していた。
最初に送り届けたBくんは一体誰なのか。
そして、彼らを追い詰める“もうひとりのBくん”は一体何者なのか。
友人たちは細川旅館の恐怖にかられながら、次第に絶望の淵に引き込まれていったのである。
細川旅館の闇 – 血で綴る禁断のお経 –
1993年、冒険心旺盛な若者たち、悠真、陽菜、悠斗。
三人は石川県小松市に佇む細川旅館の禍々しい噂を耳にし、その謎めいた闇に興味津々で足を運んだ。
廃業した旅館は、かつての懐かしい面影を捨て、夜の帳に包まれたまま静寂に包まれていた。
しかし、その静けさに不穏な空気が漂っているのを悠真たちは感じていた。
3人は夕方に集まり、車に乗り込んで冒険の舞台へと向かった。
まず辿り着いたのは1階の大浴場。
そこに広がる光景は、まるで悪夢の中にいるようだった。
血で綴られたお経が、真っ赤な文字として壁に浮かび上がっていた。
悠真は我に返ることなく、仲間たちに制止されるまでその文字を見つめ続けていた。
悠真「これは…何だ?」
陽菜「冗談じゃないわよね?こんなの…」
悠斗「冷静になろう。ただのお経だ。」
その瞬間、静まり返った浴場にラップ音が響き渡った。
何者かが近づいてきたかのようだ。
悠真「聞こえるか?ラップ音が…」
陽菜「なんでこんなところで音がするの?」
悠斗「何かがこちらに向かっているみたいだな。」
次第に不安が募る中、悠真たちは2階に進むと、「たけ」と呼ばれる部屋に辿り着いた。
そこには祭壇のようなものが設けられ、不気味なアイテムが並んでいた。
悠真「ここは一体…」
陽菜「この雰囲気、どこか異次元みたい。」
悠斗「誰かがここで何かを呼び覚まそうとしている。」
細川旅館は自然に取り込まれ、昔の面影は何も残っていない。
しかし、宗教団体による占拠はまだその闇を解き明かすことができず、この場所は謎めいたままであった。
悠真たちはその夜、細川旅館で遭遇した心霊現象の影響を受け、友情の絆は揺らぎ、未知の恐怖に包まれたまま帰路についた。
細川旅館の闇が、彼らの魂に終わりのない恐怖を刻みつけていく。
細川旅館見つけたわら
— ≪清水 雅矢≫ (@Miyabi0429ab) April 22, 2017
今日の夜また来て中探索してきます🤙 pic.twitter.com/m1lCFkAVc6
細川旅館の場所・アクセス・地図
細川旅館の住所 | 日本、〒923-0833 石川県小松市八幡イ23 |
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交通アクセス | 金沢市から県道22号 経由で39分 |
最寄りのバス停 | やわたメディカルセンター(徒歩3分)県道111号 経由 |
最寄り駅 | 小松駅(徒歩54分)県道25号 経由(車で9分) |
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