町の中心に位置し、和倉温泉の景色を一望できたホテルなおき。しかし、閉館後にその廃墟には不思議な出来事があるという。今回は、ホテルなおきのウワサの心霊話を紹介する。
ホテルなおきとは?
ホテルなおきは石川県七尾市にある、和倉温泉に位置するホテル。
古くは明治10年(1877年または1875年とも云われる)に「直木」として創業し、その後、昭和29年(1954年)に「能登観光ホテルなおき」、昭和38年(1963年)に「なおき」と改称された。
ホテルは昭和41年(1966年)に新築され、「直木館」と平成4年(1992年)の改築、そして昭和49年(1974年)に新築された「西館」などで構成され、総客室数は76室で、約400人が収容可能な大規模なホテル。
男女別の大浴場や七尾湾を望む露天風呂、ケイ藻石浴などの設備も。
しかし、バブル期には年間売上が10億円に達していたが、その後は売上が低迷。
平成26年(2014年)5月には2度目の資金ショートを起こし閉鎖された。
閉館直前には施設のメンテナンス不足が指摘され、「ホテルなおき 最悪」といった酷評がインターネット上で見られるほどであった。
現在は、最上階にある円形展望レストランがユニークな建築として残っているが、ホテル周辺の道路は豪雨災害のため通行止めとなっており、詳細は分かっていない。
ホテルなおきの心霊現象
ホテルなおきの心霊現象は、
- 何者かの気配がする
である。1877年に「直木」として開業したこの施設は、石川県七尾市に位置し、和倉温泉の一部を成していた。
9階建ての建物で、総客室数は76室あった。
この温泉宿泊施設は、その売りは七尾湾や和倉温泉街を一望できる眺望露天風呂。
ここからは素晴らしい景色が楽しめ、特に夜景は有名だった。
しかし、2014年に閉館してからは、廃墟として残されている。
この廃墟では、過去には誰かの存在を感じるという不思議な出来事が報告されいるが詳細不明である。
周辺地域の住民や近隣を訪れる人々の間では、この施設にまつわる様々な不気味な体験が語られることもあるらしい。
閉鎖後、この廃墟が抱える謎めいた雰囲気が、人々の関心を引きつけ続けている。
特に、夜間になると不可解な光や奇妙な音が聞こえるといった話も。
廃墟特有の荒廃した外観や、放置された状態が、この施設についての憶測を呼び起こしているのだろうか。
近隣の人々や探検家たちにとって、この施設は未解決の謎や興味深い話が絶えない場所となっている。
廃墟の誘い ホテルなおきの不思議な物語
町の若者たちが、ホテルなおきとして知られる施設についてのウワサ話をする中、そこで何かが起こっているのではないかと疑問を抱いていた。
時折この廃墟を訪れ、その不可思議な魅力に引かれていた。
ある晩、友人たちが廃墟の周囲で話していると、突然、地元の老婆、マツ子さんが姿を現した。
マツ子さんはその地域の伝説やウワサ話を知り尽くしており、彼女の話はいつも興味深かったのである。
「この施設では、夜になると何かが起こるんですよ」とマツ子さんが言った。
「魂が棲んでいると言う人もいれば、未解決の怨念が幽霊となって彷徨っているという話もあります」
彼女の話に、興味津々であったが、それでも彼らは廃墟への探検を決意した。
夜が更けるにつれ、廃墟に不気味な何かがあるのではないかという疑念が彼らを駆り立てたのだ。
彼らは廃墟の門をくぐり、その内部へと足を踏み入れていく。
暗闇が廃墟を包み込む中、そこには静寂と荒廃が広がっていた。
それでも、何者かの気配を感じるような瞬間があった。
霊の存在を確信したのか、彼らの心は高鳴り、戸惑いと興奮が入り混じる。
廃墟の中で起こる奇妙な出来事と、マツ子さんが語った不思議な話が彼らの心を掴んで離さなかった。
ホテルなおきの場所・アクセス・地図
ホテルなおきの住所 | 日本、〒926-0175 石川県七尾市和倉町ヨ23−2−2 |
---|---|
交通アクセス | 金沢市からのと里山海道/県道60号 経由で1時間12分 |
最寄りのバス停 | 和倉温泉(徒歩9分)県道248号 経由 |
最寄り駅 | 和倉温泉駅(徒歩32分)県道248号 経由 |
コメント