『ホテルあとりあ』は、富士市水橋に佇む廃ラブホテル。その草木に覆われた姿が地元で語り継がれる中、不気味な心霊現象がウワサされるという。今回は、ホテルあとりあ(atelier)のウワサの心霊話を紹介する。
ホテルあとりあ(atelier)とは?
水橋にある廃ラブホテルは、2000年頃に閉鎖されたと云われている。
周囲は草木に覆われ、カラスが住み着いているとのウワサもある。
かつては様々なウワサが広まり、廃墟に住む人が目撃されたとの話もある。
最近では解体の準備が進んでいるとの情報がある。
ホテルあとりあ(atelier)の心霊現象
ホテルあとりあ(atelier)の心霊現象は、
- 女性の霊が出る
である。地元の人々から近づかないようにと忠告される、ちょっとマイナーな心霊スポットである。
かつてはホテルとして使われていたが、今は廃墟となっている。
この廃墟では、建物内から女性の声がしばしば聞こえるという。
警察が調査に入っても、何も異常は見つからない。
伝えられるところによれば、かつてこのホテルで自殺した女性がいて、その霊は今もなおこの場所にとどまっているという情報だ。
ホテルあとりあの幻影
秋の夕暮れ、私は友人の悠太と共に、ホテルあとりあに足を踏み入れた。
その名は、地元の者たちによって近寄るべきでないと戒められる、忌まわしき廃墟として知れ渡っていた。
かつては賑わいを見せたホテルも、今は荒れ果て、死者のような寂寥が建物を包んでいた。
そのなかで、女性の声が哀しみと共に響くというウワサがあった。
ある晩、私たちはその噂を確かめるべく、ホテルの一室へと足を踏み入れた。
すると、窓の外にかすかな影が見えたような気がした。
「誰かいるのか?」と私が尋ねると、静寂が応えた。
しかし、その次の瞬間、薄幽霊のような女性が現れ、私たちを見つめた。
恐怖に凍りつく心を押さえつつ、悠太が声をかけた。「あなたは…?」と。
女性の目は悲しみに染まっていた。
彼女は何も言わず、手招きするようにして、部屋の奥へと歩き始めた。
不安と興味が入り混じる中、私たちは彼女の後を追った。
しかし、部屋の先には何もなく、窓からの風が冷たく心地よかった。
彼女の姿は消え、その後を追うようにして私たちは廃墟を後にした。
この出会いが夢であることを祈りつつも、その夜以降、私たちの心には女性の影がふと浮かぶことがあった。
果たして、彼女は一体何者だったのだろうか。
そして、なぜ彼女は未だにこの荒れ果てた場所にとどまっているのだろうか。
その謎は、永遠に解かれることはないだろう。
ホテルあとりあ(atelier)の場所・アクセス・地図
ホテルあとりあ(atelier)の住所 | 日本、〒939-0553 富山県富山市水橋小出1239 |
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交通アクセス | 富山市から国道8号 経由で27分 |
最寄りのバス停 | 中石政(徒歩20分)県道135号 経由 |
最寄り駅 | 水橋駅(徒歩26分)県道161号 経由(車で4分) |
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